暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第2章:埋もれし過去の産物
第27話「新たな厄介事?」
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めたため、生半可な防御だとあっさり貫く。

「っ...!薙ぎ払え!!」

  それを、緋雪はレーヴァテインの魔力を放射状に放ち、相殺する。

「“模倣(ナーハアームング):カゴメカゴメ”!」

「嘘ぉっ!?」

  緋雪が以前に使っていた魔法を模倣し、繰り出す。
  コピーされた事に緋雪も驚いたみたいだ。

「っ....“きゅっとして....ドカーン”!!」

  咄嗟に緋雪は能力を使い、弾幕の半分以上を一遍に破壊する。
  けど....。

「はっ!」

「しまっ..!?あぅっ!?」

  その間に僕は懐に接近し、一閃する。
  レーヴァテインに防がれたけど、吹き飛ばしてダメージは与えられた。

「(もう一度...!)」

「させ...ないっ!」

「っ!」

  もう一度斬りこもうとしたら、緋雪は魔力を開放し、僕を吹き飛ばす。
  すぐさま僕は体勢を立て直し、攻撃に備えr.....!?

「“フォーオブアカインド”!!」

「やば...!」

  僕は魔力が少ない。だから、四人に増えられると対処が...!

「....やる、か。」

  今までは“違う戦い方”と言う感じで戦ってたけど...やっぱり、こっちのが性に合うらしい。

「.........。」

  魔力を魔法と身体強化で3:7に振り分ける。
  リヒトを左手でしっかりと持ち、半身を逸らした状態で構える。

「はぁっ!」

「っ!」

     ―――ギィイイン!

  増えた緋雪の一人(ちなみに分身)が斬りかかってくる。
  もちろん、牽制で真正面からだったので、リヒトで受け流す。

「(....よし、行ける!)」

  そこからは四人の緋雪による連携攻撃が始まる。
  右からの斬撃をリヒトで左に受け流し、背後からのは右の裏拳で逸らす。
  隙だらけとなった胴体に薙ぎ払いが迫るが、ムーンサルトの要領で蹴り上げ、逸らす。

「はっ!」

  大して多くない霊力を衝撃波として放ち、さらに来るであろう追撃を阻害する。
  それによりできた隙を見逃さず、一人の緋雪(勿論分身)に迫り、リヒトを振りかぶる。

「くっ...!」

「はっ!」

  レーヴァテインを横に逸らして行き、その隙に剣を創りだし、射出する。

(シルト)!!」

  しかし、それは防御魔法に防がれる。...が、それで力がほんの少し弱まる。

「はぁっ!」

  レーヴァテインを大きく逸らし、無防備な体に一撃を入れようとする。

「しまっ....!?...なんてね♪」

「っ!?」

  驚いた顔を一変させ、してやったりな顔になる緋雪。
  そう。後ろに
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