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魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第2章:埋もれし過去の産物
第27話「新たな厄介事?」
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し緋雪と模擬戦でもするか。」

「えっ?やるやるー!」

「“少し”だからな?全力じゃないぞ?」

「分かってるよー。」

  “強くなる”と決心してからしばらく経っているが、最近は至って平和だ。
  だからと言って決心したのは変わらないので、こうやって偶に模擬戦もしたりしている。







「じゃあ、昼になる少し前に始めるぞー。」

「うん。りょーかーい。」

  翌日、朝食の準備をしつつ、模擬戦のする時間を決めておく。

  そして、昼前になって....。

「よし、じゃあそろそろ...。」

     ―――ピンポーン

  始めようと外に出ようとした時にインターホンが鳴る。
  誰だ...?

「...って、あれ?司さん?」

「おはよう....というより、もうこんにちはかな?」

「どうしたのこんな時間に?」

  玄関を開けるとそこには司さんがいた。
  はて、司さんが僕の家に来るような理由に覚えはないけど...。

「そういえば、優輝君と模擬戦した事なかったなぁって思って...。」

「あー...今から緋雪と模擬戦するつもりだったんだけど...。」

「あ、そうなの?...じゃあ、見学だけさせてもらっていい?」

「ん、それならいいよ。」

  そう言えば確かに司さんと戦った事ないなぁ....。
  また機会があれば戦ってみるか。

「緋雪ー!始めるぞー!」

「待ってー!....っとと、って、あれ?司さん?」

  すぐに支度を済ませて玄関まで緋雪はやってくる。そして、司さんに気付く。

「私も模擬戦、見ていいかな?」

「え?別にいいけど...。」

「...せっかくだし、椿と葵も誘ってみるかな。」

  そういう訳で、二人も誘ってから近くの山の空き地に行く。





「じゃあ、始めるぞー。」

  結界を張り、準備は万端になった。
  椿と葵も快く見学する事を承ってくれたので、今回は三人も観客がいる事になる。

「....っ!」

「ふっ!」

  早速緋雪はレーヴァテインを作りだし、斬りかかってくる。
  それを、僕は真正面から受け...ようとして、後ろに受け流す。

「シャル!」

「っと、防がれるか。」

  受け流すと同時に隙だらけな胴体に魔力弾を放ったが、防御魔法で防がれる。

「はぁっ!」

「くっ....!」

  防御魔法の上から突き飛ばすように剣形態のリヒトを振う。
  その反動で僕は間合いを測り....。

「貫け...!“ドルヒボーレンシーセン”!!」

  多数の魔力弾を、一斉に放つ。
  もちろん、それも貫通力を高
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