暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?お巡りさんを舐めんなよ〜Hunting〜
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ットからクリスタル状の待機モードのデバイスを取り出した。

「(起動させる前に・・・ぶん殴る!)おらぁぁぁぁぁーーーーッ!」

――風牙烈風刃――

右手に持ち替えた“キルシュブリューテ”を振るって放つ風圧の壁を「の゛っ!?」アイツに叩き付ける。アイツは後方の岩肌に打ち付けられたけど、まだ動こうとしたから具現した鞘に“キルシュブリューテ”を収めたうえで閃駆で突撃。

「これで・・・チェックメイト!!」

「ぶほぉぉぉっ!?」

鞘の方を両手で持って、突進力を乗せた“キルシュブリューテ”の柄頭をソイツの鳩尾に打ち込んでやった。ソイツは盛大にゲロって倒れ伏した。

「・・・あっちゃあ〜。わたし1人で片付けちゃった」

『こちらはやて。さすがやな、シャルちゃん。魔法の準備してたんやけど、わたしとリインの出番まで無かった』

『すごいです、シャルさん!』

『どんどん強くなるのね、イリス。リヒャルト司祭も喜ぶわ』

「それほどでも〜・・・あるよ♪」

『調子乗ってるといつか墜ちるわよ、あんた』

『でもこれで、なのはちゃん達に良い報告が出来るね』

ほのぼのしてると、「くっそぉぉぉーーーーっ!」ソイツは這うように駆けて“スフィー・ダンテ”を拾いに向かった。けど焦ることはないよ。すでにわたしのパートナーが魔法をスタンバイしてるんだから。

――ナイトメアハウル――

あと1mちょっとってところで多方向から砲撃が降って来て、ソイツははやての多弾砲撃の直撃を受けた。濛々と立ち上る白煙と、パラパラと降ってくる岩の破片。そして“スフィー・ダンテ”も宙を舞って、ガキィンとわたしのすぐ側に突き立った。

「・・・スフィー・ダンテを回収っと♪」

引き抜いた“スフィー・ダンテ”を振り払って白煙を消し飛ばす。砲撃によって大きく穿たれた岩肌の中心にソイツは倒れてた。わたしは「ふん。お巡りさんを舐めなんなよ!」ヴィータの口真似でそう言い放ってやった。なのはかシグナムかセレスかで迷ったけど、ヴィータが一番しっくりくる台詞を言いそうなんだよね。

『おーい、シャルちゃーん。油断大敵やよ〜』

『です、です♪』

「あはは、ごめん、ごめん。ま、とにかく完全に伸びてるし、チーム海鳴の完全勝利だよ!」

なのは、シグナム、ヴィータ、セレス。それにフェイト、アリシア、アルフ。わたし達、勝ったよ。良い報告が出来るからもう少し待っててね。

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