暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?お巡りさんを舐めんなよ〜Hunting〜
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大事な仕事なんだから、責められないよ。えっと、じゃあ最後にはやてに代わるね。ありがとう、ルシル』
『ルシル君』
電話の相手がはやてに代わる。俺は「ごめんな」はやてにも同じように謝る。彼女は『大丈夫、うん、大丈夫や』そう自分を奮い立たせるように言った。だがすぐに『・・・ルシル君・・・、逢いたい』ボソッと呟いたのが聞こえたから、「俺も逢いたいよ、はやて。・・・それじゃ、また・・・」そう返してから通話を、そして電源を切った。
「通信の許可を頂きありがとうございました、ブラウン監査官、マーチン監察官」
「お前さんを帰してやりたいんだが、今回の監査と監察は我々にとってもお前さんにとっても大事なものだ。だからキッチリ2週間、エルジアに缶詰めだ」
「君も今回の研修でグッと監察官と監査官、両方の役職の資格を得るに十分な時間となるだろうから、ここは堪えてくれ」
「お気遣いありがとうございます。大丈夫です。チーム海鳴は、同じ相手には負けませんから」
“スフィー・ダンテ”の能力が判ってさえいれば、チーム海鳴の少人数だけでも勝てる。必要なのは、長距離攻撃が出来、”スフィー・ダンテ”にのみ当てることが出来る者、“スフィー・ダンテ”を封印できるだけの神秘を有する者の2人だ。俺が研修を終えて合流するまでに決着しないなら、俺が二役をこなすのに。いや、それにしても・・・
(くそっ。先の次元世界ではなのは撃墜事件が、首都防衛隊全滅事件の先だったのに・・・)
先に防衛隊全滅事件が起きてしまったことで、ひょっとしたらなのは撃墜事件は起きないかもしれないって希望を抱いていたのに。やっぱり起きる時期がズレるだけなのか。
(フェイトとアリシア。執務官試験と執務官補佐試験まで1週間を切ったというのに・・・)
また落ちてしまうのだろうか。揃いも揃って嫌な展開だ。ただ、無茶だけはしてくれるなよフェイト、と願うだけだ。
†††Sideルシリオン⇒イリス†††
本局・医務局の病棟区奥にある集中治療室。重篤患者の容体を24時間体制で管理して、より効果的な治療を施すことを目的とする施設。なのははその一室に居る。シュヴァリエルに殺されかけたルシルも入った部屋で、全身を覆う包帯や心電図に繋がるコード、点滴のチューブがなのはからの体から伸びて、その姿が痛々しくて苦しくなる。
「フェイト、アリシア。2人とも今日はこれから試験でしょ。なのはのことが心配なのは解るけど、体調を整えておかなきゃダメだよ? アルフも流されてないで止めてあげないと」
時間があればなのはの様子を見に来ているわたしは、なのはが入ってる治療室前の廊下に居たフェイトとアリシア、それにアルフの3人に声を掛けた。フェイト達もよくなのはの見舞いに来てる。というより、チーム海鳴の
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