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天才小学生と真選組の方々。
無事
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と一緒に土方さんたちの元に戻った。

そのあとの警察の事情聴取により、私を誘拐、記憶を無くさせた理由が浮き彫りになった。
私が蹴り飛ばした黄河が全てを自供したのだ。
これまでの連続殺人事件の犯人は黄河で、これは天導衆に認めてもらうためにやったことだという。
中村秀兎は、天導衆に頼まれてやったらしいが。
そして私を誘拐したのは、天導衆を最強の軍隊に育て上げるためだったらしい。
かなり前から私の高い戦闘能力に目をつけていた天導衆は、私を引き入れれば最強の軍隊になると考え、脅迫状を私たちと神威たちに送りつけ、警戒態勢を厳戒にしてから黄河に私を誘拐させ、記憶をなくす薬を飲ませた。
警戒態勢を厳戒にしたのは黄河を試すためで、薬は人間関係などの記憶がなくなるだけの薬だったらしい。
そしてそのまま新たな人間関係を作り、軍隊に引き入れる算段だったというわけだ。
ただ私が早くに記憶を取り戻してしまったことで、計画が失敗した。
私が記憶を取り戻していなかったら、と思うと、私は寒気がした。
警察署から出ると、そこには蘭ちゃん、和葉ちゃん、園子ちゃん、小五郎さんが待っていた。
「よかった!」と言うなやいなや、蘭ちゃんはコナン君に駆け寄った。「大丈夫コナン君?怪我してない?血がついてるけど…」
「大丈夫だよ蘭姉ちゃん」コナン君が蘭ちゃんをなだめる。「お兄さん達のおかげで何も怪我しなかったよ。」
コナン君がそう言うと、蘭ちゃんは私たちに向かって頭を下げた。「本当にありがとうございました。」
「ううん、蘭ちゃん、私たちが迷惑かけたのよ。お礼を言うのはこっちの方。お礼っていうか、謝罪、ね。」
「それにしても」和葉ちゃんが言う。「災難やったなぁ、恋奈ちゃん。べっぴんさんやから狙われた思うてたけど、戦闘力目当てか…。強すぎるっちゅうんも大変やなぁ。」
「そういや恋奈」旦那が言う。「俺、一つ気になることあんだけど」
「?なんですか旦那?」
「お前さぁ、どうやってあの場所がわかった?いつ記憶を取り戻した?」
「あーそれは」私は空を指差す。「じーさん、ですよ。」
「なるほど。」
旦那も納得したようで、空を静かに見上げた。
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