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シークレットゲーム 〜Not Realistic〜
襲撃
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者じゃないとは思っていたけど、同じリピーターとは思ってなかったようだから。

「日影さんにも R:CODEが?」
「さぁ……どうだろうな。メッセージは来た事は確かだが」

 軽く笑いつつそう言う日影。
 さっきから、妄りに情報を漏洩しまくりなのは悠奈だ。だから、命を軽く見ていると言うんだ。と日影は軽く苦笑いをしていた。

「ま……まぁ、今後の私を見て頂戴!」
「そうだな。見る機会は増えそうだしな。……オレのメッセージは、『プレイヤーナンバーJと行動を共にしろ』と言う事。後は、『離れる場合は、2時間以内に戻る事』……だから、必然的に悠奈と一緒にいる事になるからな。追加で『4も探せ』とさ」

 刀真はそう答えた。
 だが、この時の言葉に悠奈は疑問を抱いていた。

「……私、PDAのナンバー教えたっけ?」

 そう、刀真は確かに『Jと行動を共に』と言っていたのだ。つまり、『悠奈=J』という事は判っているという事だ。何で、判ったのかが判らなかったのだ。

「ん? ……ああ、さっき お前を投げ飛ばした時に、PDAの画面が見えた。……画面は基本的にはみたら直ぐに消しておく事を薦めるぞ」
「……あの一瞬で、そこまで見れることが出来るのなんて、あんた以外いないって思えるのは気のせい? 寧ろ、そんなのが他にもいたらって考えたら心底恐ろしいわ」

 悠奈はそう答え、少し肝を冷やす。
 今でこそ、協力関係を築けているが仮に100%敵で、あの技量の持ち主が他にもいたら……、瞬殺されそうだから。

「さて……、そのプレイヤー4を探すか? 恐らくはこの辺りにいるだろう」
「……え? 何で?」
「運営の連中は、オレ達を見ているからな。狙ったかのようにメッセージを送ってきた以上、そう離れた位置にはいないだろ。行動を共にする事で、面白い展開になる事を望んでいるのだからな」
「あー……、なる程、考えられるわね」

 悠奈は刀真の考えを聞き納得した。
 運営側が望んでいるのは、楽しめる展開を所望しているのだ。どういった考えを持っているかは、まだ判らないがそのプレイヤー4と合流する事で何かを期待していると言うのなら……遭遇する難易度は低いだろうと思える。

 そう、会うのは簡単だろう。だが、問題はその先(・・・)、連中が考えている延長上でのシナリオだ。

「(……一先ずは、様子見、だな)」

 刀真は、そうも考えていた。




































〜プレイヤー・ナンバー〜



 No. 氏名  解除条件


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