第1話〜過去〜
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いやつはすげぇよ。」
そう、強いやつこそいい武器を持っている、どういう事かというとこの世は金ではなく力って事だ。
金が力、力が金。例えばだ、生まれたての赤ちゃんの力値が1だとする、1円だと何も買えないだろ?
そしてこのくらまの場合。力値はま2万くらいある。普通の人間でも100や500程度...そういう人は街でテレビに出たりしてる。
くらまみたいなすごい奴はメモリー討伐に励んでる。あぁすごいすごい。すごいと思ってるのはそこらの人だけだ。
俺がもう...なんかねぇ...はは...はぁ...。
キーンコーンカーンコーン...
『屋上』
シュゥゥン...
くろん「なんだしずく...」
しずく「なんでくろんは戦わないの?力値1億なのに。」
くろん「それ言わないでくれ...その単位のせいで俺は周りから痛い目で見られる。」
そう、俺はくらまを凄いと言ったが普通の人として凄いと言う意味でだ。俺の力値1億は人間のレベル...ではある。
実はを言うと人類史上もっとも高かった力値は、なんと1兆にも及んでいたらしい。そして人類の中でも珍しいのが億越え。
俺は珍しい人間って事だ、そのせいか学校では嫌われ者...正直俺は俺を嫌っている...友達関係すらうまくいかない。
そしてこのしずく(雫)は俺の武器だ。命を持つ武器、命を持っているのは雫だけではない、結構な数いる。
しかししずくは想像したもニナならなんでもなれる、いくらものすごい力でもだ、例えばこの星を消し飛ばしたい武器にでもなれる。もっとも最悪な武器だ...。
俺がそれを知ったのは俺が生まれて5年後。俺が5歳の時だ...
『9年前』
しずく「うぇぇぇぇん...うぇぇぇぇぇん...」
くろん「どうして泣いているの?」
俺は公園のブランコに座っているしずくに初めて声をかけた。しずくはドロドロに汚れた服できっと何日もここで座っていた。
しずく「私は...私、失敗作なんだって!うっ!ぐすっ!だからね、もらってくれる人もね、いないの!ぐすっ!」
くろん「ふーん、僕は強い武器が欲しい!お前みたいな弱そうな奴いらない!」
俺はそう言いしずくをいらないと言った。
くろん「けど、友達になってあげるよ!」
いらないと言ったものの、びしょびしょに濡れていたしずくをほっておけなかったため、一旦友達になり家に連れて遊んだりした
まぁ9年前から俺としずくは友達ってわけだ...
しずくと友達になってから5年。俺は小学五年生になった。しずくも俺と同い年でなぜか同じ学校に通っていた。
まぁしずくだけではなく命を持った武器も結構な数生徒にいた。気がする。
しずく「ぐすっ、うぅぅ...」
くろん「はぁ、お前なんで毎日泣いてるんだよぉ弱
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