『Always』
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此の果てなき漆黒の衝動に従い、自らの意志を抑える事無く全て出し切ってしまえば、此の街は黒く塗り潰さるるだろう。
どんなに蒼き空を眺めていたって堕ちてくばかりの日常。
寝る時間など与えられず、気を失って初めて目覚めたとしても、悪夢は続いてく。
逃れられない日常。
何が正しいかってのは法律でも何でも無くて、道徳的な事。
なら、どっちが正しくて、どっちが悪かなんて答えは簡単。
全てが堕ちてく。
早く大人になりたくて、でもこんな汚い大人の仲間入りはしたくなくて。
それでも生きてりゃ年を取ってく。
運命は決まってると言う。
運命は変えられないと言う。
運命は変えられると言う。
どれが本当だと言うのだろう。
此処では無い、もっと違う何処かに逝ってみたい。
苦しみも哀しみも無い世界。
代わりに喜びも楽しみも無くて良いから。
ただただ安らかな世界に...。
罰は受ける。
殺したんだから。
争いが止まらないから。
繰り返し繰り返し愚かな過ちを積み重ねて何を守りたいというのか。
悲鳴混じりに暴走してきた遠い過去の日常の記憶...。
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