第四十四話 上村大尉!演歌の花道!!その五
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「常に卑怯!」
「そして卑劣だぜ!」
「どんな手段を取っても勝てばいい!」
「勝てば正義なんだよ」
毎回二人が言っている主張である。
「勝てばいいんだよ、要するにな」
「ルールに違反しないとな」
「ルール違反じゃないなら何をしてもいいんだよ」
「ルール違反したらアウトだけれどな」
世の中そのルール違反をして平然と居直る輩もいるから怖い。中にはそのルールさえも全く理解出来ない真の意味での愚か者もいる。
「それならいいんだよ」
「ルールさえ守っていればな」
「抜け道を見付けてやるんだよ」
「だから今回もそうやってやるぜ」
「全く、第四クールまできても変わらないわね」
瞬も呆れることだった、それも完全に。
「そんなのでいいの、って聞いても」
「俺達はいいんだよ」
「何の問題もないんだよ」
二人は瞬に完全に居直ってる立場で言う。
「まあばれたら終わりだけれどな」
「ルール違反をした場合はな」
「ばれないと、って言う奴はばれても居直る」
「訴えられてもだからな」
こうした輩はどうしようもない、二人はまだましな方に書いているのがこの作品だ。真の意味での人間の屑は最早誰にも救えない。
「原発事故起こした元首相がそのタイプだな」
「ああいう奴は自分のことしか考えないからな」
「そういう奴とは流石にな」
「俺達も違うぜ」
「幾ら何でもあそこまでじゃないぜ」
「人間としてどうにもならないレベルだからな」
本当に世の中下には下がいる、上には上がいるのと同様にだ。二人も屑だがその輩はそれより遥かに下であるのだ。
「俺達は普通の屑だよ」
「突き抜けた最悪の屑じゃないんだよ」
「そういう設定なんだよ」
「屑は屑でもな」
流石に元首相レベルではないというのだ。
「あそこまでエゴしかないとかな」
「そういうのはな」
「俺達でも無理だな」
「辞任言って何ヶ月も居座るとかな」
「ちょっと以上に無理だぜ」
「普通の屑にも出来ないぜ」
作者の主観ではそうなる、そう話してだった。
二人で瞬にだ、今度はこんなことを言った。
「で、演歌だと着物か」
「それ着ないと駄目か」
「別に決まってないわよ」
瞬は二人にあっさりと返した。
「氷川きよしさんスーツでも歌ってるじゃない」
「そういえばそうか」
「男の演歌歌手の人はその格好で歌う人も多いな」
「別に着物でなくてもいいか」
「そこはこだわらないか」
「女の人は着る時が多いけれどね」
着物、それをだ。
「別にそうでないとは限らないから」
「そうか、じゃあな」
「俺達は普段通りでいくか」
「普段通りの格好でな」
「それでいくか」
「私達は軍服だから」
瞬達はというのだ。
「日帝衆は常に勝負の時は軍服だからね」
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