ハイスクールD×D×D 2
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回してるどころか通学に使ってる時点で今更な気もしますけどね」
「気にしない方向で」
「「あっ、はい」」
「はぁ〜、いきなり殴りかかってくるのがフェニックス家の挨拶の流儀なんですかね。どっちが下等なんだろうな」
棒で殴りかかってきた女を置き去りにライザーとか言う奴らの背後に回りこんで挑発する。
「いつの間に!?」
「あれぐらい躱せないでどうする。で、もう一回だけ聞くがどっちが下等なんだよ?いきなり相手に襲いかかる獣以下のフェニックスさんよぉ!!」
「舐めるなよ、小僧!!」
フェニックスの名の通り全身から炎を吹き出すが、それがどうした!!セラフォルーさんの一面銀世界にする方がよっぽど怖いわ!!ドライバーと神器、どちらを使おうか悩んだところでグレイフィアさんに止められる。
「ライザー様、それ以上するというのなら私も黙ってはおりませんが」
「ちっ、最強の女王である貴女に言われれば引くしかありませんね」
「……グレイフィアさん、グレモリー卿に再度確認を取ってください。本当にこんな奴をグレモリー家に婿入りさせていいのかを。礼儀知らずで力の強い者には簡単に尻尾を振り、立場の弱い者には傲慢であり、女性に不誠実。正直、婚姻を結ぶデメリットの方が大きいと思うんですが」
「貴様、まだいうか!!」
「何度でも言ってやるさ。お前には覚悟が全然足りない!!オレは10年間ソーナ先輩を、ソーナ・シトリーという悪魔を見てきた。姉があんなので幼い頃から次期当主の重責を背負い、自分の夢や目標や憧れを押さえつけて、悪魔の未来を憂いて挫けそうになりながらも再び立ち上がって走り出す姿を!!お前にはそういった物が一切感じられない!!三男で、フェニックスという特性にただ胡座をかいているお前に、誰かの心を動かせる物なんてない!!お前の価値なんて、先祖代々の物だけだ!!」
飛んできた炎弾をゼンリンシューターでたたき落として、ゼンリンシューターを振った勢いを乗せて顔面を蹴り飛ばす。ソファーから転がり落ちるライザーを見下す。
「口だけなんだよ、お前は。何もかもが軽い」
「そこまでです。これ以上は見過ごすことができません」
仲裁に入ったグレイフィアさんに頭を下げて部屋の隅に移動する。何を苛立ってるんだろうな、オレ。
山を駆け上がり、頂上にたどり着けば麓まで駆け下りる。麓で足に重りをつけたらまた頂上まで全力で走り抜ける。道を踏み固めれば場所を移して繰り返す。延々とそれを繰り返す。誰よりも速く、あの人を越えれる速さを求めて。元士郎もソーナ先輩も居ないから手合わせもできないし、最近はライドマッハーに乗ることが多くて自分の足で走っていなかったから鍛え直すには
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