暁 〜小説投稿サイト〜
DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
愛の結晶
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
上手くなっている!」
ゔっ…おもっきしそのつもりだった私…

「それは分かるけど…自分の子には、苦労させたくないやんか!?」
そうよ!苦労はしたくないですわよ!
「無用な苦労ならば、親として全力で取り去ろうとは思うけど…するべき苦労は与えるべきだよ。大して上手くもないのに、周りから『歌が上手い』と持て囃される娘を、僕は見たくない!下手な歌に酔いしれている娘なんて………」
確かに…そんな滑稽な姿を晒したくはない…
うん。やっぱり実力で頑張ろう!


「はぁ…やっぱ、リュカはんの生き方は勉強になるわぁ〜…」
私が密かに決意を固めると、エコナさんがテーブルの上にイエローオーブをドンと置く。
「エコナ…これって…」
アルルさんは期待を込めて確認する。

「せや…アルル達がお探しの『イエローオーブ』や!結構な値はしたけど受け取ってや」
「ありがとうエコナ!これでバラモス城へ行く事が出来るわ!」
イエ〜イ!
一時はどうなるかと思ったが、概ねハッピーな状態でイエローオーブを入手出来た。

「でな…別に交換条件ってわけやないんやけども…リュカはんにお願いがあるんや…」
お?“結構な値がした”って言ったけど、それと同価のお願いをするのかな?
「何…?面倒な事言われるくらいなら、イエローオーブは要らないよ!」
でも流石はお父さんです。
愛人からの…私達の為に色々してくれた愛人からのお願いなのに、内容を聞く前から顔を顰めて拒絶の体勢。

「ちゃうねん!交換条件やない!オーブはもうアルル等の物やねん…如何なる理由でも、返してもらうつもりは無いねん!」
「じゃ、何?」
破格の申し出だが、お願いされる事に拒絶気味のお父さんは態度を変えはしない。

「先日な…イシスの女王自ら、この町を視察に来たんや。その時な…自慢されたんや…女王様の娘を…『見て見て!私とリュカの、可愛い娘よ!』って」
へー…遂に生まれたんだ…私の新たな家族が…
「………ウチ、めっちゃ羨ましくて!だからウチにもリュカはんとの子供が欲しいねん!」
「「「「…………………………」」」」
えっと…それって…えっと…………

「う〜ん………まぁいいけど………早速、今晩頑張ってみる?」
いやいやいや…そんな軽い口調でOKする様な事柄じゃないでしょう!
「ちょ…父さん!そんな非道徳的な事を簡単に了承しないで下さい!」
お兄ちゃんの意見は最もだ!

「何?簡単じゃ無ければ良いの?難しく考えた結果なら良いの?」
だが思考回路の違う男には効果がない!
「そ、そう言う意味では…」

「それに、もう慣れろよ!お前、腹違いの妹が何人居ると思ってるの!?」
それは結果論だし…
今回は着手前の事だし…
「か、母さんからも何か言って下さいよ!」
そ、そ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ