暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第47話 水没した図書館
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…」

「待て」

「え?どうしたの?」

オペレーターに転送を頼もうとしたルインだが、ゼロに止められ、ゼロの見ている方角を見遣ると一体のレプリロイドが現れた。

「何あれ?」

「…だ…誰だ…俺の…縄張りに……来た奴は……ゼ…ゼロ…!それに…ルイン…!ひっ…ひひっ!そうか…お前らか…!ひひっ…!!」

レプリロイドが狂った笑い声を発しながら全身が光で包まれ、光が消えると鰻型レプリロイドが現れた。

モニターで見たヴォルティール・ビブリーオだ。

ルインはHXアーマーに換装して、ビブリーオをエネミーアナライジングで解析する。

「(ヴォルティール・ビブリーオ…バイル八審官こと、バイルナンバーズの一人で左雷審官。正体は水中機動用の流線型フォルムを持つ電気鰻型のレプリロイド。機動性を優先するため、体内の帯電シールドが不完全な物になっている…。雷属性なら氷属性が有効だね)」

ルインはゼロにエネミーアナライジングの解析結果を送るとゼロはアイスのボディチップを起動した。

「俺は…バイル・ナンバーズ…ヴォルティール・ビブリーオ。何だ…その手に持っているのは…そのデータ…返せ…返せぇぇぇっ!!」

絶叫しながら凄まじい速度で迫るビブリーオだが、ルインとゼロに焦りはない。

「残念、これは私達にとって必要なデータなの。バイルの手下の君に返すわけないでしょ」

データディスクをしまうとLXアーマーに換装してハルバードを構えた。

「邪魔をするのなら倒すまでだ」

ゼロがダッシュでルインとビブリーオの間に入るとリコイルロッドのチャージ攻撃を叩き込む。

「こ、こいつめ!!」

吹き飛ばされたが、何とか体勢を立て直して部屋の中にある穴に入り込むビブリーオ。

そしてしばらくして右の穴から頭を出してきた。

ルインはそれを見て、ビブリーオに向かってウォータージェットを噴かして急接近する。

水中であるここは、LXアーマーの性能を100%引き出せる場所でおまけに敵は雷属性で氷属性に弱いというのも幸いだ。

「オーバードライブ!!」

ハルバードに氷属性を付加させ、ビブリーオに斬り掛かる。

氷属性に弱いビブリーオがまともに喰らえばただでは済まないだろうが、ビブリーオがあっさりやられてくれるはずもなく、こちらに向かって電撃弾を放ってくる。

「甘いよ!!」

通常のレプリロイドなら直撃を喰らっていたかもしれないが、LXアーマーは水中戦闘に特化したアーマーである。

ウォータージェットを噴かして部屋を縦横無尽に動き回り、ビブリーオの顔面に一撃を入れた。

「うぎゃあああ!?」

弱点の氷属性の一撃をまともに顔面に喰らったビブリーオが痛みに悶える。

その隙にバスター
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