第47話 水没した図書館
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室に響いたのと同時にゼロとルインの二人が水没した図書館へと転送された。
「無理しないでね…二人共。」
水没した図書館はその名の通り、内部は水浸しであった。
「うわあ、思っていたより酷いね」
「切断されたコードからは電流が流れているようだな」
水嵩がない今なら大したことはないが、水嵩が増えて切断されたコードにまで達してしまうと水の中に電流が流れるだろう。
出来るだけ時間をかけないように進みたいものだ。
『お二人共、まずはデータルームへ行って下さい。バイルやオメガの情報がある可能性はそこが最も高そうです』
「了解」
「了解、水浸しだから今回はLXアーマーが使えそうだね」
ゼロがZセイバーを抜き、ルインがLXアーマーへと換装してハルバードを握り締めながらジョーヌの指示に従い、水嵩が増える前に道を塞ぐメカニロイドを斬り捨て、亀のようなメカニロイドに気をつけながら先に進んで壁を蹴り上がる。
そして上のシャッターを抉じ開けて部屋の中に入ると、ルージュから通信が入る。
『ここが、データルームです…。そこのコンソールで…バイルのことを検索お願いします。検索すると…データが納められたエリアが表示されるはずです。そのエリアへ行ってデータを回収して頂けませんか?近くまで行けばルインさんのアーマーの能力で見つけられるはず』
「分かった」
「えっと…該当するデータが四つ…。“バイル”、“オメガ”、“ダークエルフ”、“妖精戦争”…。」
コンソールを操作し、まずはバイルのデータを探す。
バイルのデータがあるエリアは青、青、黄の真ん中の扉にあるらしく、次にオメガのデータがあるエリアは青、黄、赤の真ん中の扉にある。
そしてダークエルフのデータがあるエリアは黄、赤、青の真ん中の扉にあるようだ。
「えっと…最後の“妖精戦争”のデータは…」
最後の妖精戦争のデータがあるエリアは緑、青、青の真ん中の扉にあるらしい。
「ゼロ、行こう。まずはバイルのデータからね」
「ああ」
データルームを出て、モニターに映っていたバイルのデータがある扉のある場所に向かう。
途中で妨害してくるメカニロイド達を蹴散らし、そして水の中に飛び込む。
「えっと…バイルのデータがあるのは青、青、黄の……」
LXアーマーのサーチが反応を示し、真ん中の扉を開ける。
そして部屋の中に入り、他のデータディスクとは違う色のデータディスクを発見した。
「これかな?」
「……貸してみろ、ファイルナンバー6530326−−Dr.バイル−−。ネオ・アルカディア所属……。オメガの製作者…マザーエルフを改造し、妖精戦争を引き起こす…妖精戦争での責任を問われ、ネオ・アルカディアを追放される
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