第40話 聖祥美少女総選挙(前準備)
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あるのよ!!私達出るなんて言ってないわよ」
「まあ推薦だからな」
「推薦?」
俺は手招きして加奈を掲示板の所へ呼び寄せる。
「あっ、零治!!これ一体どういうことよ!!」
「朝一番が文句かよアリサ」
「でもこれは私達も納得出来ないよ」
なのはの言葉にすずかとフェイトも頷いている。
「ちょうどいいや、一緒に説明するから。………それじゃあ、みんなここを見てくれ」
俺はそう言ってポスターの右下を指差した。
「何にもないじゃない」
「よく見てみろ」
その場にいる6人が覗きこむ。
おーおー、みんな気づいたのか、怒りに怒ってるな。
「何これ!?これじゃあ、詐欺みたいなもんじゃない!!」
「仕方ないだろ、会長の指示なんだから」
「私出たくないよ………」
「まあ気持ちは分かるが、せっかく推薦してもらったんだからその人たちの為にも出てはくれないか?フェイトなら絶対みんなも喜んでくれるからさ」
「………………零治も?」
「俺としては会長の脅威から逃れられるからマジで助かる」
「そう言う意味じゃないんだけど………」
何故か不機嫌になるフェイト。
「で、やっぱり駄目?」
「……………はぁわかったよ、零治にはこの前にお世話になったし協力するよ」
「そうか!ありがとうフェイト!!」
そう言って俺はフェイトの手をとった。
「れ、零治!?」
「いやぁマジで助かったよ、このまま出てもらえなかったら会長になんて言われるか………」
「分かったから………手を………」
「おっ、悪い」
俺はフェイトの手を離す。
そんなに嫌だったか………?
「…………分かったわ、私も出る!!」
「アリサちゃん!?」
「何で!?」
いきなりのアリサの発言になのはと加奈が驚いた。
「べ、別に零治の為じゃないからね。ただ、私を推薦してくれる人に悪いから……………それに………」
そう言ってフェイトを見るアリサ。
何でフェイトを見てるんだ?
「なら、私も出ようかな」
「すずかちゃん!?」
「アリサちゃんの言うとおりだよ。それに水着になれとかそういうのはないんでしょ?」
「ああ、そう決まってる」
「ならいいじゃない、一緒に出ようなのはちゃん、加奈ちゃん」
「………………うん」
「仕方ないわね」
なのははまだ少し納得出来ていないようだが、加奈はもう切り替えたようだ。
でも、これで無事みんな出てくれそうだ。
一応一安心だな。
「皆、私も応援してるから頑張ってくれ」
「フェリア、お前も出るんだぞ」
「な、何だと!?」
放課後…………
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