第九幕その十一
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「もう夕方ですから」
「それでなのね」
「今日はうちに一泊しますか?」
「いいのかしら」
「だから私は遠慮が苦手なんですよ」
ミシェルさんは笑ってオズマに答えました。
「ですから」
「それでなのね」
「はい、遠慮は無用ですよ」
こう答えるのでした。
「ですから」
「それじゃあ今日は」
「うちの肉と乳製品の料理をどうぞ」
そちらをというのです。
「心ゆくまで楽しんで下さい、風呂もありますから」
「お風呂もいいのね」
「どうぞ、それで笑顔で都まで戻って下さい」
「それじゃあね」
「はい、それじゃあ」
こうしてでした、皆でです。
この日はミシェルさんのお家で一泊しました。ナターシャは晩御飯に食べたステーキについてその場で言いました。
「確かに凄く」
「美味しいでしょ」
「はい、本当にです」
一緒にステーキを食べているオズマに答えます。
「美味しいです」
「これがミシェルさんの牧場のお肉なのよ」
「そうなんですね、お肉の質もよくて」
それにと言うナターシャでした。
「焼き加減、お塩や胡椒にソースも」
「どれもでしょ」
「絶品です」
本当にというのです。
「凄く美味しいです」
「そうでしょ、だからね」
「カレーのお肉もですね」
「凄く美味しいのよ」
「確かにそうなりそうですね」
ナターシャはステーキを食べつつ言います。
「これだけのお肉なら」
「だからこの牧場まで来たのよ」
「そういうことですね」
「さあ、どんどん食べてくれよ」
ミシェルさんは奇麗な奥さんと沢山の家族に囲まれながらナターシャに言います。
「ステーキも他の料理もね」
「はい、チーズやバターも」
「どれもね」
どのお料理もというのです。
「楽しんでくれよ」
「確かに」
ナターシャは茹でたお野菜の上に乗せたチーズをお野菜と一緒に食べました。それは茹でられたお野菜の熱で溶けていてです。そのお味は。
「とろけそうです」
「美味しくてだね」
「はい、本当に」
こう言うのでした。
「凄く美味しいです」
「これがうちのチーズでね」
「バターもですね」
「そうだよ」
「このバターは」
オズマがそのバターを食べていました。ステーキの上に乗せられていて溶けているそれをお肉と一緒にです。
「確かにね」
「美味しいですね」
「とても」
「だからお肉だけじゃなくね」
それにというのです。
「乳製品も楽しんでくれよ」
「わかりました」
ナターシャは今度はパンを食べています、パンにはバターをたっぷりと塗っています。そしてそのパンの味も最高でした。
デザートはヨーグルトでした、そのヨーグルトもとても美味しくて心から満足出来ました。そして晩御飯の後で。
オズマと
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