リスタート
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る! そして、私も生き残って見せる!!」
「そう…………何を言っても、その気持ちは揺らがない?」
「うん! これは私が選んで、決意した。家族を前にしても、この意思を曲げるつもりは無い!!」
そう断言したなのはの目には、強い決意の光が爛々と放たれていた。正面からその光を受け止めたマキナは、
「(デジャヴか……いや、違う。彼女も、あの時の私と同じだ)」
と、脳裏でニダヴェリール脱出時に自分が戦う決意を抱き、サバタに宣言した時の光景が浮かんでいた。
『サバタ様……私、もう何も出来ないのは嫌だ。だから……戦う覚悟を決めたよ。無力だった自分と決別するために……そしてシャロンと生き残っていくために、理不尽な運命と戦う。サバタ様は私を戦いから離してくれたけど、それでも再び私は銃を手にする。シャロンだけは何としても失いたくない……彼女だけは絶対に守りたい! だから……お願いします!!』
『……そうか。何を言っても、その気持ちは揺らがないんだな?』
『はい……! これは私が選び、決意したものです! 何者でもこの意思を変える事は出来ません!』
『わかった。そこまで言うならデバイスに解除コードを入力しよう、だがもう後戻りは出来ないぞ?』
『全て承知の上です!』
そこまで思い出して今の状況と配役が一部変わっているとはいえ、かなり一致していると思い至った途端、マキナは唐突に笑い出した。
「はは……あははは!!! なるほど……今度は私の番なんだね。あの時のサバタ様の気持ちが、今になってようやくわかった気がするよ」
「マキナちゃん?」
「わかった……高町の決意は我が身の様に理解した。……良いよ、高町が“報復案”を選んだ覚悟を、私は認める。そして認めた以上、私も全力を以って協力するよ……なのは」
「ッ!? マキナちゃん……! ありがとう……!!」
今まで苗字で呼んでいたマキナが名前で呼んでくれた事から、なのはは彼女に本当に認められたという喜びを抱き、それを隠さず顔に浮かべた。ジャンゴとしては一度死にかけた彼女が再び戦う事に内心懐疑的ではあったが、それなら自分が守れば良いと密かに決意しており、おてんこはそういう彼の気持ちを察したがあえて何も言わずに見守る事にした。
「じゃあ早速だけど、一度地球に帰ろうか」
「ってアレ!? なんでそうなるの!?」
唐突に地球に行く話になって、なのはは思わず仰天してしまう。アギトはマキナの意図を理解しているため、先んじてどこかに連絡を送っていた。
「なんでって、あのさぁ……まさか家族に何も知らせないつもりだったの? 家族はなのはが死んだと思って悲しんでるんだから、会ってからでも別に遅くは無いでしょ?」
「そ、それはそうだけど……前に友人と
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