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リリなのinボクらの太陽サーガ
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「あの、皆に話したい事があるの」

「?」

「高町、その話って大事な話?」

「うん……」

その返事を聞いたマキナは、なのはを真剣な表情で見つめる。ジャンゴ達が黙って見守る中、話が始まった。

「内容を察するに……今後の身の振り方を決めたって事?」

「……うん。そろそろ決めないと、って思って新しい義手をもらった時から考えてた。それで思ったんだ、避難案を選べば私はもう危ない事をしなくて済むって」

「そっか。確かに高町は十分頑張って来たんだし、“裏”の思惑のせいで死にかけて左腕も失ったんだから、このまま地球に帰って安全に暮らしても誰も文句は言わないさ」

「うん、最初は私もそこまで考えた。でもね、それでいいのかって思ったんだ。あの病院の人達みたいに、私を守って犠牲になった人達に何もしないで逃げるように隠れるなんて……その……」

「納得がいかなかった?」

「……うん、でもそれだけじゃない。私が隠れた所で、“裏”は未だに残り、暗躍し続ける。その“裏”が私だけじゃなくて、今度はフェイトちゃんやはやてちゃん、まだ何も知らない皆にも襲い掛かる可能性がある。そんなのやっぱり放っておけないよ」

「理屈は分かった。しかしそれは何も高町がやらなくても、私やシュテル、アウターヘブン社の皆でも十分対抗できる。むしろそういう方向の対処に慣れている私達がやった方が、わざわざ高町が出張るより成功率は高いかもしれない。それも考えた上で言ってる?」

「それは……うん、そのつもり」

「本当に? 意固地になってたり、頑固に押し通そうとしてるだけなら私は止めるよ。生半可な気持ちで来られたら、せっかく助かった命をドブに捨てるようなものだから、そんな事にならない様に力づくでも静止する。……いい? 私は八神のように友達だから、知り合いだからって特別気に掛けたり、味方に徹する程優しくない。今回みたく、時には本人の意思に反して止める事だってある。実際、管理局で働き詰めだった高町は自らの意思を通し、周囲が無理やりにでも静止しなかった結果……ニブルヘイムで撃墜するという事態を招いた。“裏”との戦いはシビアだ、仲良しこよしでやってたらすぐ奴らの闇に飲み込まれる。管理局で今までやって来た戦い方じゃ生き残れないんだ。そこまで自覚して、終わりまで戦い続ける覚悟を抱ける?」

「マキナちゃん……そこまで言ってくれてありがとう。でも私、何も出来ないのは嫌なんだ。だから……誰にもわからなくたって良い、私の戦いを知らなくても良い、皆を守るために覚悟を決めたよ。愚かだった自分と決別するために……そして大事な人と生き残っていくために、理不尽な運命と戦う。マキナちゃんは私を助けてくれたけど、それでも再び私は魔法を手にする。もう誰も失いたくない、今度こそ絶対に守
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