アウターヘブン
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「でもここでリハビリや訓練するんなら、自然とダンボール箱の扱い方を学ぶ訓練もする事になるぞ。ちなみにここの連中にとって一番人気な訓練だけど、内容は結構厳しめ」
「つまり私もダンボール愛に染められちゃうの!?」
ツッコみまくるなのはは自分も同じようにダンボール箱を被る事になるのかと思って頭を抱えていた。そんな彼女の前でマキナが徐にピンク色の大きなダンボール箱を取り出し、ジャンゴに手渡したのをなのはは信じられないものを目の当たりにしたような目で見つめる。そしてとうとう……ジャンゴもダンボール箱を被った。
「おお……! これは……なんか妙に落ち着くなぁ。うまく言い表せないけど、いるべきところにいる安心感というか、人間はこうあるべきだという確信に満ちた、安らぎのようなものを感じるよ」
「welcome、ダンボール愛に目覚めた新たな同志よ。共にヘブンへ行こう!」
「ジャンゴならわかってくれると私は信じていたぞ。だが、なのははわからないか?」
「わからないよ……」
「ならお前も被ってみろ、そうすればわかる」
「わかりたくないよ! もう、どうしてここには変人しかいないのぉ〜!?」
なのはの悲痛な叫びは、変人だらけのマザーベースに響き渡るのだった……。
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