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リリなのinボクらの太陽サーガ
アウターヘブン
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おり、アギトはやれやれと呆れていた。

なお、結局なのはと共に寝たのはアギトである。理由は彼女が一番常識人だから、だそうな。


うぉ〜は〜♪
ピッピッピッピッピピピピピピピピ……ピピピピッピッピッピ。


第34無人世界改め企業世界マウクラン、マザーベース。

エルザで到着したジャンゴ達は、そこで怪我の治療とリハビリでしばらく療養する事になる。マザーベースの仲間はやはりと言うか、なのはが生きていた事に驚き、彼女の境遇を知った者の中には管理局のやり方に憤慨する人間も現れた。しかしディアーチェが喝を入れて彼らの動揺を鎮め、「今後の事は彼女自身が決めるから今は見守ってやれ。決めた後はおまえ達も支えてやってほしい」という言葉に彼らは深く賛同した。

「そういう訳だ、何かあったら遠慮なく助けを求めるが良い」

「皆さん良い人ばっかりですから、邪魔しちゃ悪いとか思わなくても大丈夫ですよ〜」

「とりあえず立ち入り禁止区画を除いて、マザーベースの施設内は動き回っても構いません。日向ぼっこをするも良し、海で釣りをするも良し、森林でサバイバルするも良し、戦闘訓練をするも良し、何か開発するも良し、ご自由に生活してください」

それからレヴィを除いたマテリアル達にマザーベースの簡単な案内をしてもらい、なのははジャンゴが押してくれる車椅子に座って興味津々な様子で聞いた。道中、これまであまり縁が無かったアウターヘブン社のマザーベースを見渡して、施設が充実している事に驚きながらも楽しそうにしていた。
そして一通り案内し終わった後、ふと何かを思い出したマキナがジャンゴに尋ねる。

「あ、そうそう、忘れる所だった。ジャンゴさん、まだ太陽の果実残ってるよね? ちょっとそれを渡してくれないかな?」

「? マキナなら別にいいけど、何に使うの?」

「今後の活動のために陸の方にある農場プラントで太陽の果実を生産できるようにしたいんだ。太陽樹は無いけど、同じ果実ならせめて量産はできるかもしれないしさ」

「なるほど……確かにイモータルと戦う以上、ライフとエナジーの回復は必要だからありがたい」

「そういう事ならいいよ。はい、大地の実2個と太陽の実1個。他にもあれば良かったんだけど、今の手持ちはこれしかなくてごめんね」

「いやいやこれだけでも十分だよ。じゃあ早速だけど王様……」

「うむ、では果樹園班を作って太陽の果実を栽培しよう。それで生産できれば糧食班と連携して、太陽の果実を加工した製品の開発をやってみるのも面白いだろう。うまくいけば生より保存の効く缶詰や飲みやすいジュース、甘いデザートなども作れるかもしれん」

「デザートですかぁ! デザートなら私、シャロンが前に作ってくれたクレープをまた食べたいです〜♪」

「で
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