アウターヘブン
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てたんだけど……」
「ンなの見りゃわかるよ。そうじゃなくてさ、今日は病院脱出して雨に濡れて既に疲労困憊。この上いきなりリハビリまでしたら、本当に風邪ひくか、また倒れる結果になるのは目に見えてるっての」
「そういえば今の時刻は深夜2時過ぎだったな。本来ならば寝てる間に成長ホルモンが分泌される時間帯だ」
「確かに姉御の言う通りリハビリはこれくらいにして、子供はもう寝た方が良いな」
「なのはは過労で一度撃墜したんだろう? だったら身体を休める事も大事だって、今はわかってるよね?」
「ジャンゴさんまで……。わかった、今日はもう休むよ」
「賢明な判断だ。……で、高町は誰と寝たい?」
「へ? 誰と寝たいって、私そんな子供じゃないよ。一人でもちゃんと寝れるもん」
「ん、言ってもわからない? じゃあ確認するけど、高町はまだ自力で動けないんでしょ?」
「う、うん。立とうとしても膝に力が入らなくてすぐに倒れちゃうの……」
「じゃあさ、トイレ行きたい時はどうする?」
「そんなの普通に…………あ!」
マキナの言いたい事になのはは、赤面しながらも理解した。どこぞの元車椅子少女のように経験があるならともかく、なのははこの状況で一人でやる方法を知らない。病院ではナースの手で尿瓶にやらしてもらってたが、ここにそんなものは無い。そして自分の乙女力がこのままでは垂れ流しになってしまうと自覚した途端に、下腹部に違和感を覚えて身を悶えさせた。
「ッ!? う、うぅ……!」
「さ〜て寝る場所の話だけど、確かにしつけの出来ていない子供じゃないんだから、高町は一人でも寝れるよね? ついさっき水分たっぷりのおかゆをたっくさん食べて、あったかいものどうもってされたどこかの魔法少女さんは、立てるようになるまで我慢できるのか知らないけど」
「ちょ、ちょっとま……!? ひぅッ!!!!」
「ジャンゴさん、高町は一人で寝るそうだから私達も別室に行こうか」
「え? あ、うん……?」
「あ! 待って! い、今本当にあぶな……!? ん、んぁ〜〜!!!!????」
「なぁ姉御……もういいんじゃないか? あんまりからかい過ぎると、その……さ?」
「ん〜アギトがそう言うならいいけど、高町が正直に言ってくれないと、私としては遠慮の気持ちが湧いて出ちゃうんだよね」
「言う! 正直に言うからぁ! だから早く……うぁ!!? も、もう限界だから早くトイレに連れて行ってぇ〜!!」
モジモジと内股を抑えて涙目になりながら扇情的に身悶えるなのはを目の当たりにして、マキナは思う。可愛すぎてやべぇ、と。その後マキナは要望通りになのはをトイレに連れて行った。ちなみにこれらのやり取りの間、ジャンゴとおてんこは気まずい気持ちで
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