アウターヘブン
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くなるし、ある意味身体と一体化している訳だから魔法の操作性も向上するし、両手が空いてる事で他の獲物も使えたりCQCも使えたりで行動の自由力も上がる。元のデバイスを取り戻したらそっちと併用して使っても良い。自分で言うのも何だが、結構合理的だろう?』
「ま、高町はCQCどころか格闘技全般が使えないけどね」
「でも確かに良い考えだとは思います。流石は次元世界最高峰の科学者と言われるだけはありますね」
『フッハッハッハッ! そうだろうそうだろう!? では高町なのはの義手には、ストレージデバイスとしての機能も搭載しておこう!』
「ん〜なんだかよくわからないけど、解決したんならいいか」
要件が済んだ事でホッとするジャンゴの隣でエルザクルーはスカリエッティとの通信を切った。なお、変に盛り上がったせいか、スカリエッティはやけに乗り気であった。果たしてこれが吉と出るか凶と出るか、それは義手が届いた時にわかるだろう。
「さて、高町のデバイスはこれで何とかなるとして……と。シュテル、さっきの治療ついでに行った検査の結果だけど、ジャンゴさんってリンカーコア持ってた?」
「ええ、ありましたよ。保有魔力量はBランク相当で次元世界の魔導師の平均よりわずかに上程度です。私達やナノハ達が多過ぎるというのもありますが、次元世界の魔法を使うなら十分でしょう。代わりにエナジー保有量は私達よりはるかに豊富なので、アンデッドと戦うのに最も適した体質という事になりますかね」
「なるほど……何にせよ魔力があるのは好都合かな。ジャンゴさんが次元世界で活動するなら、非殺傷設定はあった方が良いもの。太陽銃は非殺傷武器だからそのままで大丈夫だけど、剣の方は質量兵器云々でちょっと難癖付けられそうだし。そういう意味では剣をデバイスに改造するなりして非殺傷設定を使えるようにしておけば、管理局からは何も言えなくなるはず」
「教主も暗黒剣の件で睨まれてましたからね。その辺りはあまりあちらを挑発しない様にした方が、今後も活動しやすいでしょう。しかしわざわざデバイスを作らなくとも、アギトに頼めば手っ取り早いのではありませんか?」
「それが残念、ジャンゴさんはアギトとのユニゾン適正が23パーセントとかなり低くて、無理にやろうとすれば融合事故を起こしかねないから危険だと判断した」
「おや、それは残念ですね」
ちなみにマキナは87パーセントと十分高いので問題ないが、シュテルは元から炎熱変換持ちのためか99パーセントとほぼ完璧に同調出来たりする。ただアギトはマキナをロードとして認めているので、今の所彼女に鞍替えする気は無かった。
「途中から少しわかりにくかったんだけど、要するに僕はこちら側の魔法が使えるの?」
「そうですよ。どんな魔法に適正があるかは調
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