団結!!
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しそうな表情をしている。
「ドラゴン対ペガサスか、絵になるね」
「いい音が奏でられそうです」
「頑張ろ」
「チッ。しょうがねぇな」
イヴ、タクト、ヒビキ、レンのイケメン魔導士たちがそう言う。
「カグラちゃん、休んでなきゃダメだよ!!」
「そんな傷じゃ倒れちゃうよ!!」
「いや、みんな戦うのだ」
ミネルバに体を貫かれたカグラはまだ完全に回復できておらず、かなり苦しそうなのだが、それでも自分だけ休むわけにはいかないと戦う様子である。
「「「「「ワイルドォ!?フォー!!」」」」」
「うちらはセクシーフォーだよ」
そんなカグラを見て興奮した四つ首の仔犬のメンバーが得意の掛け声を言い、アラーニャに突っ込まれていた。
「お前との共闘も懐かしいな」
「足を引っ張るなよ」
六魔将軍討伐以来の共闘となるリオンとグレイは互いに楽しそうに会話をしていた。
「ウェンディは無事なの?」
「大丈夫に決まってるじゃん!!」
「えぇ。きっと大丈夫ですよ」
友達であるウェンディの姿がないことに心配しているシェリア。それに対し彼女を信じているシリルは歯を見せながら微笑み、彼女に恋敵と間違えられていたジュビアも同じように返す。
「戦じゃのぉ」
「さっき寝ててよかったぁ」
ラクサス戦に引き続き血がたぎる戦いになると感じたジュラと、シリルに破れたことで十分に睡眠を取ることができたレオンがそう言う。
「私も回るよ!!激しくねぇ!!」
蛇姫の鱗のマスターオーバは、自らの体を激しく回転させ、戦う準備は万全の様子。
「ありがとう・・・ありがとう・・・」
「国王」
国民を守るために協力してくれる魔導士たちに感謝してもしきれないといった様子のトーマ。彼は何度も何度も感謝の言葉を言い続ける。
「ありがとう・・・ありがとう・・・カボ」
「「「「「!?」」」」」
感涙しているトーマの語尾に聞き覚えのあるシリルたちは、やる気全開モードから一転、驚きのあまり呆けてしまう。
「カボ?」
「え?どういうこと?」
「その語尾の香りは・・・」
この時魔導士たちは悟った。もしかしてあの着ぐるみの中身は彼なのではないのかと。
頭を下げたままだったトーマは自分が語尾を誤ったことにようやく気づき、慌てたように辺りを見回す。
「皆さん!!楽しみますぞ!!」
「「「「「オオッ!!」」」」」
1つ咳払いしてから再度気合いを入れ直す魔導士たち。その様子を後ろで見ていたラハールとドランバルトは、ある男に遭遇していた。
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