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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
団結!!
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どの者が知らされていない機密事項。だが、ウェンディたちはそのことを知っていた。

「そういえば、未来から来た君は?」
「「「「「「・・・」」」」」」

押し黙ってしまう妖精の尻尾(フェアリーテイル)。彼女たちがドラゴンの襲撃を知ったのは、未来から来たルーシィが教えてくれたからなのだ。アルカディオスはその少女の姿がないことに疑問を抱き、質問したのであった。

「殺されちゃったの・・・」
「もう1人の未来から来た男に」
「「!!」」

ここにいない未来のルーシィは、未来から来たローグの手によって殺されてしまった。仲間をやられたその怒りで、ナツが彼と現在戦闘しているのである。

「その男は言ってた。あたしが扉を開くのを邪魔したせいで、エクリプスキャノンが撃てなかったって」
「だから君を殺そうと?」
「扉を開くのを、邪魔するのですか!?」

ヒスイの言葉に首を振り、その考えを否定するルーシィ。

「そんなことしません!!だけど、どうしてドラゴンが来てないのに扉を開いているのか気になるんです!!」
「単純なことです」

何が単純なことなのかわかっていない様子のルーシィ。ヒスイはそれに冷静に答えを述べる。

「砲撃までに時間がかかるからです。ドラゴンが現れてからの開門では、間に合いません」

例えどれだけ威力がある魔法であれ、それを発射するまでの装填には時間がかかるものである。氷の神になったばかりのレオンはまさしくそれだった。そのため、ドラゴンの姿を確認したと同時に発射できるよう、今の段階で準備しているのである。

「本当に、ドラゴンを倒せるんですか?全部」

7年前、天狼島でアクノロギアと交戦した彼女たちだからわかる。ドラゴンの絶対的な力とその恐怖を。だから、それを全滅させることができるのか、気になっているのである。

「確実・・・とは言いませんが、最悪の事態に備え、陛下も策を講じているはずです」

エクリプスキャノンですべてのドラゴンを一掃できなかった場合、何かしらの対処をしなければならない。その作戦は今、中央広場にいるフィオーレ王国国王、トーマ・E・フィオーレに託されていた。























リ・イン・クリスタルにて・・・

中央広場へと集められた魔導士たち。そこでは今、国王トーマによりこれから起こるドラゴンの襲撃のことが伝えられていた。

「というわけで、大魔闘演武の余韻に浸る暇もなく大変心苦しいのだが、今この国は存亡の危機にあるとさっき聞いた」
「い・・・一万のドラゴンですと?」

信じられないような事態を聞かされ、動揺が走る魔導士たち。

「アクノロギア1頭でも、まるで歯が立たなかったのに」

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