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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第219話 囚われの美女
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ラインだけで十分だ。……次は決戦だ。此処は景気付け、だろ? 気合を入れ直そう」
そこまで 一応 まだライバル視しているリュウキにいわれてしまったら、立ち上がらない訳にはいかないだろう。
キリトは、苦笑いをしつつ、YESのボタンを押した。
あの美女の名前は《Freyja》
フレイヤ、とよむのだろう。何処か訊いた事がある名前だった為、リーファやリュウキにでも訊こうか、と思っていたのだが……、リーファは シリカやリズと共に、未だに情けない顔を晒し続けている、最早顔芸をしている? と思えるクラインを見て、呆れ果てており、リュウキに関しては ボタンを押す為に背中を押してもらったも同然なのに、早速頼るのも、情けなさすぎるだろう。
だから、まずは景気づけ、をだ。
相当時間短縮出来たとはいえ、メダリオンの黒色化は続いているのだから。1時間を超える猶予はないだろう事は判る。
キリトは、大きく息を吸い込むと、口を開いた。
「ダンジョンの構成からして、もう妙なギミック無し、後は全力戦闘のみだと思う。……だから、この先はラスボスの部屋だけだ。今までのボスより更に強いだろうけど、もうここまで来たら、小細工抜きでぶつかってみるしかない。序盤は、攻撃パターンを掴めるまで防御主体、反撃のタイミングは前衛のオレ達が指示する。ボスのゲージが黄色になる時、赤くなる時、後はリュウキが気づけば変わってくるだろうから、注意してくれ」
その言葉を訊いて、皆は頷く。リュウキも、任せろ、と言わんばかりに 両腕を組んで静かに頷いた。
それを確認すると、キリトは更に語気を強めて叫んだ。
「――ラストバトルだ、全力全開でぶっ飛ばそうぜ!」
『おー!』
「ああ」
それは、クエスト開始以来、何度目かの景気づけ、気合入れだ。
新たに加わった金髪NPC美女フレイヤも参加し、一斉唱和に加わったのだった。
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