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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-B銃士と挑戦者〜Shooting down〜
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向かってくれてる! もう少し粘ろう!」

アイリがアリサちゃん達に応援要請を出してくれてた。みんなは今それぞれの仕事先から最速の手段でここに向かってくれてるとのこと。

「・・・って、おい、なのは、お前!」

私の側に来てくれたヴィータちゃんが私を指差した。私たちの危機を救ってくれたセレスちゃんも「大丈夫なの!?」声を掛けてくれた。そして「なのは、鼻血!」アイリがそう言ってくれたから、私はようやく自分の鼻に手をやった。

「え・・・?」

自分の鼻から出てたかなりの量の血に今さら気付いてビックリした。アイリが「鼻の付根を冷やそうか?」って、そっと私の鼻の付根に触れて、冷気で冷やし始めてくれた。

「高町とアイリは離脱しろ。その出血量は異常だ」

『こちらリインです! 次弾が来るかもです!』

ハッとして剣使いさんを見れば、剣使いさんの両腕が燃えていて、手にしてた大剣がまた別の形に変形しようとしてた。幅の広い剣身がジグザグで細くて長い、波打つものに変わってく。

「フランベルク、またはフランベルジェ、フランベルジュですね・・・!」

セレスちゃんが剣の名前を呼んだ。剣使いさんはそのフランベルクを正眼に構えて、その剣身に今まで以上の炎を灯らせようとしてた。

「これ以上はさせない!」

「あっ、動かないでなのは!」

「もう大丈夫だから。ありがとうアイリ」

袖で鼻血を拭って、アイリに微笑みかける。剣使いさんをこのまま放置するわけにはいかない。何せ街1つを消し飛ばしちゃいそうな神器なんだから。だから鼻血くらいで休むわけにはいかない。ヴィータちゃんと、「先行します!」セレスちゃんが次弾を防ぐために剣使いさんに突撃した。

「止めても無駄か?」

「はいっ! 大したことじゃないですから、余裕で行けます!」

「・・・判った。リイン、戻って来い! ユニゾンをし直すぞ!」

『はいですっ!』

「私も先に行きます!」

「アイリも!」

シグナムさんにそう伝えて、私とアイリもヴィータちゃん達の後を追う。2人はすでに剣使いさんを近接戦で押さえ込んでた。でも「あ・・・!」それは起こった。ヴィータちゃんの“グラーフアイゼン”と、セレスちゃんの“シュリュッセル”がバキンと音を立てて断ち斬られたのを。

「Ahhhhhhhhhhhhhhh !!!!!」

「っ!?」

剣使いさんの様子がおかしい。白目をむいて、大きく開けた口からはよだれが垂れてる。剣使いさんは何かに怯えるようにフランベルクを振るって、炎の剣や環を撃ち放った。無差別に撃たれちゃったことで、周囲の街路樹や道路、建物が次々と爆発、破壊されてく。

「これ以上はぁぁぁぁぁーーーーッ!!」

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