暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-B銃士と挑戦者〜Shooting down〜
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私とアイリの砲撃の直撃を受け続けたことでようやく剣使いさんが大きく吹き飛ばされて、大きな看板に激突した。看板はドロドロに溶け始めて、剣使いさんを覆う炎が少しだけ減衰したのが見て判った。大丈夫、私とアイリだけでもまだ押さえられる。

「あ、逃げ出した!」

アイリが叫ぶ。剣使いさんは本能から私たちとの戦闘続行は危険だって判断したのか、踵を返して歩き出した。ここで私もさらにカートリッジをロードしてまた魔力刃を展開。

「馬鹿野郎! ここで突撃する奴があるか!」

「それでも・・・! フランベルクを弾き飛ばすにはこれしか!」

――エクセリオンバスターA.C.S――

「アイリ、援護お願い! ドライブ!」

「ちょっ! ダメ、なのは! 応援があとちょっとで来るから、もう少しだけ堪えて!」

ヴィータちゃんとアイリから止められるけど、私は無視して突撃した。もう一度フランベルクを弾き飛ばせばなんとかなる。そして魔力刃はまたフランベルクと衝突する・・・

「っ!・・・え・・・?」

ことはなかった。魔力刃は剣使いさんのお腹に突き刺さってしまった。撃てない。この状況で砲撃なんて撃ったら、剣使いさんの身がどうなるか判らない。

「撃って、なのはぁぁぁーーーーッ!」

「馬鹿野郎! 撃てぇぇぇぇーーーーーッ!」

「・・・あ」

私に向かって振り下ろされるフランベルク。目の前いっぱいには赤い炎。そして・・・私の意識はそこで途切れた。

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