暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第46話 エネルギー施設
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クエルフのコピー工場…。ここに眠っているのはダークエルフのコピー…つまり…ベビーエルフ達なのよ。怪しまれないよう、工場を閉鎖していたのに…いけない人達ねぇ。見られてしまったからには黙っていてもらうわね。え・い・え・ん…に!!」

レプリロイドの全身が光に包まれ、光が消えた時には狐型のレプリロイドがいた。

モニターで見たレプリロイドのキュービット・フォクスターであり、ルインは即座にエネミーアナライジングを発動した。

「(バイル八審官こと、バイル・ナンバーズの一人で右炎審官。バイル・ナンバーズの作戦参謀的な役割を持つ狐型レプリロイド。蜃気楼現象を応用した幻惑防御スクリーンで相手を翻弄する。九機の遠隔操作オプションを装備し、炎の幻惑を作り出したり攻撃したりすることが出来る。つまり炎属性…)」

エネミーアナライジングによる解析結果をゼロに送るとゼロもサンダーのボディチップを起動した。

「私はバイル・ナンバーズが一人、キュービット・フォクスター!二度と口が利けないようにしてやるわ!!」

「………二度と口が利けなくなるのはお前だ」

「ああいうの苦手だよねゼロは」

戦いの始まりと同時に、ゼロとルインに向かってくる炎のビット。

二人はそれをジャンプでかわし、ルインはオーバードライブで強化したダブルセイバーによる連続攻撃、ゼロはチャージセイバーを叩き込んだ。

「くっ!!」

ダブルジャンプで距離を取ろうとするフォクスターだが、それよりも早くルインが動く。

「機動力特化のHXアーマーの機動力を舐めないでよね!!」

「くっ!ならばっ!!」

フォクスターが全身に炎を纏って複数の炎に分かれる。

「このうちのどれかが本物のはず…こいつで!!」

PXアーマーに換装して、縦横無尽に動き回る炎を見つめて即座に本物を見つけ、ゼロにフォクスターの位置を知らせる。

「そこだっ!!」

真ん中の炎に向けてチャージショットを放ち、フォクスターに直撃させる。

「ぐはあっ!?」

弱点の電気属性をまともに喰らい、仰け反るフォクスターにルインは再びHXアーマーに換装して電撃弾を繰り出す。

「喰らえ!プラズマビット!!」

ダメージと感電によって動けないフォクスターを追いかけるように迫る電撃弾。

「くっ…舐めるんじゃないわよ!!」

感電とダメージから立ち直ったフォクスターがダブルジャンプで電撃弾をかわすと、部屋の中央に着地して手を天井に翳す。

「火雨!!」

炎を等間隔で四発繰り出す。

ゼロはそれを回避すると、もう一度それを放つ前にリコイルロッドのチャージ攻撃を喰らわせた。

「がふっ!?」

全身を襲う凄まじい衝撃により、フォクスターは勢い良く吹き飛ん
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