マブラヴ
1234話
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行かなくても薪は持ってこられるわね」
「へぇ、それは便利ね。薪ストーブに使う薪って、外にあるイメージが強かったんだけど。外に出なくても薪を持ってこれるのはアクセルにとっても楽でいいでしょうし」
「薪を持ってくるのは俺限定なのか?」
レモンの言葉にそう告げると、戻ってきたのは満面の笑みを浮かべたレモンの笑顔。
「あら、アクセル。恋人である私達に重労働をさせる気? 普通、こういう場面では男の出番じゃないの? それとも、まさか1人で薪を持ってくる事は出来ないとか言わないわよね?」
「分かった。俺が持ってくればいいんだな? たまには恋人孝行でもさせて貰うよ」
「そ。分かればいいのよ」
悪戯っぽく笑みを浮かべるレモン。
まぁ、実際に俺だけに薪を持ってこさせるつもりだって訳じゃないのは分かってるんだけどな。
旅行先で甘えているだけなんだから。
そもそも、ここにいるメンバーは全員がエヴァとの訓練によって人間離れした戦闘力を持っている。
たかが薪を持ってくる程度、それこそ幾らでも出来るのだから。
「それより千鶴、薪ストーブの詳しい使い方を教えてくれる? 今はいいけど、火が消えたら大変でしょうし」
美砂の言葉に、全員が確かに……と頷き、千鶴の周りに集まる。
「いい? 薪ストーブの火力はこの口の部分で調整するの。この口を締めると中に入る空気が少なくなって、そんなに暖かくはないけど長く燃えるのよ。その逆に、この口を開けると薪が燃える速度が上がっていくの」
そんな風に薪ストーブの使い方を教えて貰いながら、少しの時間を過ごすのだった。
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