マブラヴ
1234話
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ザリア、スティングとアウルとレイ、といった具合に友人同士の部屋割りの者もいるし、ムラタのように一人部屋を希望する者もいる。
他の者達も同様に色々と好き勝手に部屋割りがされており、俺とレモン達は当然の如く一緒の部屋になっている訳だ。
10人ということもあって、シェリルの言う通り大部屋だが。
少し変わっている部屋割りとしては、麗華と霞、夕呼の3人の部屋か。
文字通りの意味で世界を超えて仲のいい2人だけに、この機会に仲良く遊ばせてやりたいといったところだろう。
ちなみに星刻の方はさすがに同じ部屋という訳にはいかず、S.M.Sのジェフリーと同じ部屋になっているらしい。
「へぇ。ねぇ、見てアクセル君。卓球台があるわよ。やっぱり温泉って言ったらこれよね」
「……美砂、一応この旅行のメインは、スキーを始めとしたウィンタースポーツなんだけど」
美砂の歓声に、円が突っ込みを入れる。
そんな風にひなびた宿を眺めながら、用意された部屋へと向かう。
普通であれば女将とか宿の従業員が部屋に案内してくれるところだが、俺達の人数に比べて宿の従業員は数が少ない。
それに観光名所を案内してもらうのであればまだしも、ただ宿の中を自分達の部屋へと向かうだけだというのを考えれば、その辺の案内とかは別に必要ではない。
……それに、マブラヴ世界の日本人としては、当然のように五摂家の面々を重視しない訳にはいかないだろう。
結局Win-Winで、こうして自由に過ごさせて貰っている訳だ。
「でも、この旅行のしおりを見ると、私達の部屋が他の人達の部屋から隔離されてるように見えるんだけど……これって、やっぱりそういう事なのかしら?」
しおりを見ながら、マリューが少し恥ずかしそうに告げる。
うん、まぁ、夜に俺達がそういう行為をしても、他の部屋に声が響かないようにと考えてくれたんだろう。
その割りにナタルとムウの部屋やキラとフレイの部屋はそんなに他の人の部屋と離れてないんだが……これは、人数の差か? それとも旅行中にそういう行為をしないと思われている為か?
もっとも、誰がこの部屋割りを決めたのかは分からないが、折角気を使ってくれたんだからその気遣いは素直に受けるつもりだが。
「スキーか。随分と久しぶりだな。シャドウミラーに入ってからは、やった事がないから楽しみだ」
「ほう、スレイはスキーを体験済みか。私はこれが生まれて初めてのスキーなんだ。良ければ教えて貰えないか?」
スレイとコーネリアの2人は、早速スキーについての話をしている。
元々身体を動かすのが好きなだけに、こういう機会は逃したくないんだろう。
特にコーネリアは皇女という事もあって、スキーは初めてみたいだし。
一応ブリタニア軍の軍人だったんだから、雪
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