第七十六話
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見つかる事は無かった。
「それと大変だが………いいのか?」
「何がだ甘寧?」
「その………魏、蜀との戦いで袁術の状況が不利になったら反乱をしてもいいと………」
これは美羽はの判断だった。
美羽はいつかする倭国への移住を承認すると雪蓮と冥琳(真名を預けてくれた)を呼び出して、いずれか袁術軍が不利な状況になれば反乱しても構わないと話した。
これには俺も雪蓮も冥琳も驚いたいやマジで。
「妾もそろそろ上の座から降りたいのじゃ。戦乱を見ていると妾が一番子どもじゃと認識出来る」
美羽は俺達にそう言って雪蓮と向き合う。
「雪蓮、お主はこの戦乱に立ち向かえる存在じゃ。じゃがもう少し待ってほしいのじゃ。時がくれば孫呉を復活させる。じゃから待ってほしいのじゃ」
美羽は雪蓮に言った。
「返事は言わなくていい」
その時、美羽は笑った。
「ま、美羽も王の器じゃないと気付いていたみたいだからな」
「………美羽さんのアカを麗羽さんに飲ましたいですね」
「「………………フフ」」
雪風の言葉に俺と甘寧は笑った。
「じゃあ行くか雪風、甘寧………ん?」
川上から何か流れているな。
「………なぁ雪風に甘寧。あれって人………だよな?」
「あぁ………私の目も確かに人だと認識している」
「と、取りあえず救助しましょッ!!」
雪風の言葉に俺と甘寧は小舟を出して流れてくる人を救助した。
「どざえもんか?」
流れていたのは女性でピンク色の髪をして、髪型はポニーテール、女性を強調する物が大きいかった。
「………どっかで見た顔やな………」
確か前にどっかで………。
「………ぅ……」
その時、女性は目を開いた。
「おい大丈夫か?」
「お………おう……そう………」
………え?
「な、何で俺の名前を………」
「わ、私は………りゅ……劉協だ」
「「………へ?」」
俺と甘寧は思わず間抜けな声を出した。
「「………ええぇぇぇぇぇーーーッ!?」」
俺と甘寧は絶叫した。
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