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天才小学生と真選組の方々。
記憶
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さんが嫌いな総悟、土方さんの隣にいるがキョトンとした顔をしている…
って!
思い出した!でも土方さんってどんな人だっけ!そこがわかんないとダメじゃん!ああもう。肝心ねとこが思い出せないとか!
〈どうだ?思い出したか?〉
「んもー、急かさないでよ源外のじーさん!て言うか記憶をなくしたのはこの世界にトリップしたからで、トリップしたのはじーさんの装置のせいでしょ!」
あ。
〈よし、そうだ恋の字!そのまま思い出せ!〉
「よっしゃー!」

10分後。
「じーさん私やったよ!記憶を全部取り戻した!」
〈よし来た!それじゃあ隊服に着替えろ!〉
「オッケー!」
とその時。
「怜愛!迎えに来たぞ!さあ、海外へ飛ぼう!ずっと夢だっただろ、怜愛の!」
あ。忘れてた。じーさんも〈やばっ!〉とかなんとか言っている。あんたは焦らなくてもいいだろ、別に。姿見えねんだから。
「ん?」日乃下黄河こと高野黄河が言う。「どうした、怜愛。お前の夢が叶うんだぞ、もっと喜べよ!」そう言うと、悲しそうな表情を見せる。「あ、そうか。今、記憶がないんだったな。まあいい、とりあえず着替えて!」
服を投げられる。私は、ゆっくりベットから立ち上がって、黄河を見据える。
「ねえお父さん」黄河が振り返り、どうしたんだ?と言いたげに笑う。「私、お父さんのことはよく知ってる。けどね、」言葉を切り、飛び蹴りをかます。「私の知ってるあんたはただの殺人鬼だボケェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!」
黄河はあっけなく倒れた。腕で顔をかばったようだが、その腕は多分折れてしまったと思う。
〈さすが『姫』〉
「だーから、そうやって呼ぶのはやめろっての、じーさん」
なだめてから、隊服に着替え、弓を持ち、剣を腰に差した。
「この如月恋奈ちゃんを酷い目に合わせたらどーなるか。教えてやるわ、あいつらに。」
私はじーさんのナビの元、出発した。
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