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ぶそうぐらし!
第14話「ようこそ」
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ま死ぬかもしれん。」

「っ....。」

「だけど、元々知り合いである奴らを俺は既に何人も殺している。...ショックを受けても、殺しにかかると思うな。」

  ゾンビと化した事で随分と醜くなったが、それでも知り合いや友人はいた。
  知り合いだと分かった時はショックを受けたが、それでも俺は殺した。
  今ではもう、あまり動揺する事さえ、なくなってしまったがな..。

「直接知り合いと出会った時は、確かに動揺するだろう。ましてや、奴らになっていたらなおさらだ。...だけど、だからこそ殺してしまう方が、どちらにとってもいいと俺は思う。」

「.....そう、ですね...。」

  こんな状況になってしまっては、一度は乗り越えるべき事だからな。

「...まぁ、俺は両親共に....特に親父が死ぬとか思い浮かばないから心配はしてないがな。」

「そ、そうなんですか...。」

  むしろ不用意に心配してたら“そんな事より自分の心配をしろ”とか一喝されそうだ。

「....美紀はやっぱり心配か?」

「...はい。生きていれば心配ですし、死んでいれば、辛いです...。」

「普通はそうだよなぁ...。」

  むしろ俺の家族が心配いらなさすぎるだけなんだよな...。

「....悠里先輩はどうなんですか?」

「えっ、わ、私....?」

「...?悠里、どうかしたか?」

  俺たちの話を聞いていた悠里に、美紀が話を振るが、少し悠里の様子がおかしい。

「な、なんでもないわ....ええ、なんでも...。」

「.......。」

  俺たちの話を聞いてからだよな?この動揺っぷりは...。

「...悪い、美紀。先に部室にでも戻っててくれ。」

「え?...はい、わかりました。」

  先に美紀を帰らせる。
  悠里のこの様子は前にも見た。....そう、確か...。

「...家族が、心配なんだな?」

「っ....。」

「それも、おそらく妹が。」

「どう、して.....?」

  なぜ、分かったのか聞いてくる悠里。

「以前、俺が由紀を妹みたいと言った時も動揺してただろ?...で、今も家族について話してて、動揺した。...そこから予想しただけさ。その様子だと、その通りみたいだがな。」

「....ええ。その通りよ...。」

  いつもと違う、暗い表情をしながらそう言う悠里。

「あの子がどうなってるか、心配で心配で....。」

「...残酷な事を言うけど、生き残ってる可能性は...。」

「分かってるわよ!まだ小学生のあの子が無事で済む可能性が少ないくらい!」

  悠里も分かってはいるが、納得できないのか大声
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