補習授業のヒーローズ
英雄派残党らからの会談×アジュカの技である覇軍の方程式
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らいしか出来ない。
「お、おのれぇぇぇぇっ!」
「これが現魔王の力なのですか・・・・にしても私を含めた旧魔王派が攻撃しなくて済みました」
避け切れないと理解したのか、手元を再び煌めかせて攻撃オーラを解き放つ。質量規模から先程の一撃よりもそれ以上の威力だと理解出来る。アジュカが操る波動は、放たれたばかりの魔力を軽々と打ち砕かれていて、旧魔王派四名の体を貫通させていった。操った魔力の波動威力までアップしていた様子だが、攻撃の軸をずらして術式を乗っ取って操る形式変更を加えた速度と威力を上乗せしていた。
「・・・・これがこの男の『覇軍の方程式』か・・・・」
「軽く動かしてこれとは・・・・一体、貴様とサーゼクスはどれだけの力を持って・・・・」
攻撃した旧魔王派の悪魔達はそれを言い残して、無念を抱いた表情でその場に事切れた。これが現魔王ベルゼブブの力であり、散って行った彼らの言うようにアジュカはほとんど実力を出さずに襲撃を収めたのだった。しかもアジュカは椅子から立ち上がらずにだが、驚嘆を通り過ぎて畏怖の念を抱く程の力量だとグレモリーらはそう思っていた。
「どうやら貴方相手に強化して来た訳ですが、こうなったら切り札を使うしかなさそうですね」
「先程の四名は弱い訳ではありませんでしたが、手元を動かしただけで葬り去ってしまう事は我々としても畏怖ですね。偽りの魔王であるサーゼクスとアジュカが、悪魔の中でも規格外と称されていたようですが頷ける程の威力ですね」
「ふざけた威力だが、ここにいる二十名の悪魔相手と英雄派の者らと戦ってもらおうか」
グレモリー眷属らは嫌味の笑みを見たのか、自分の体の底から湧き立つのを感じるがこれは激情に近い。アジュカと黒歌らは英雄派の物言いに関心を示していたが、不意に旧魔王派の悪魔を倒すように告げるアジュカと同時にそろそろ出番だと思ったベルゼブブ。
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