補習授業のヒーローズ
英雄派残党らからの会談×アジュカの技である覇軍の方程式
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するようですよ姉上』
相手の攻撃が直撃コースとなったが、直撃寸前で魔力の波動が全て軌道を外して在らぬ方向に飛んで行った。矛先を違えた魔力が深夜の空を切るように放出されるが、この現象を見た旧魔王派の悪魔らは仰天していた。アジュカは変わらず椅子にゆったりと座っているままとなっていた。
「俺の能力に関して、大体把握してここに来たんだろう?まさか、自分の魔力だけは問題なく通るとでも思っていたのだろうか?それとも強化してきて、この結果だった事に驚いているのか?どちらにしても貴方方では俺と黒神らを倒すのは無理だろうよ」
アジュカが苦笑していて、黒神である黒歌とレイヴェルに来たとしても簡単に防いで見せた事でグレモリーらも驚いていた。
恐らく強化してきたかもしれんけど、過去の前魔王政府とのいざこざでサーゼクスとアジュカは、反魔王派のエースとして当時最前線で戦われていた歴戦の英雄として英雄譚は冥界でも広く伝わっている。
サーゼクスは全てを滅ぼす絶大な消滅魔力を持っているに対して、アジュカは全ての現象を数式・方程式で操って絶技を持っているとも言われている。
『それを知っているにも関わらず、コイツらは強化してきたはずだ』
『確かアジュカは、旧魔王派の攻撃を自身の魔力でずらしたんだと思います』
「俺から言わせればこの世起こるあらゆる現象・異能は、大概法則性などが決まっている。数式や方程式に当てはめて答えを導き出す事が出来るが、俺は幼い頃から計算が大好きだったから自然に魔力をそちら方面に特化したと言う事さ。例えばこう言う事も出来るよ」
ベルゼブブとシャルバが念話で喋っていると、アジュカが空を見上げているので怪訝に思った旧魔王派悪魔四名とグレモリーらも視線を上に向けていた。ベルゼブブらがいる上空ではないが、風を切る音が大きくなっていると先程ずらした魔力の波動が降り注ぐ魔力がテロリストらに襲う。一人は絶叫すら上げる事も出来ぬまま、一撃で消滅していき当たる直前で避けた者らの元に魔力の波動が追撃を開始。
「我らの攻撃を操ったか!」
「こうする事も出来る」
『なるほど。魔法陣に刻まれた数式と悪魔文字を更に高速に動かし続ける事で、現象を計算して操る独自術式プログラムのようだな。アスモデウスが得意そうな感じだが』
『恐らくアスモデウス様でも複雑な攻撃方法はしないと思いますよ、奴らを追撃する魔力の波動が弾けて散弾しています。他の波動も枝分かれとなって、攻撃した四名を追っているようですし』
他者が放った魔力をそのまま操り、形式までも容易に変えられる様子。高速でもあるし、散弾と化した波動と細く分かれた波動も追尾していく事で追撃スピードも増していた。相手の放った魔力を手足のように操り、能力向上までさせるのは一誠とアジュカぐ
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