3話
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けて、中心にいるウースの隣に立つ。
それを確認した彼は、杖を構えると、
「テレポーテーション・サークル」
と唱えた。
その瞬間、ウースたちは森から姿が消えるのだった。
夜中。ウースは通された客室で横になっている。
あれから、持ってきたゴルゴンや果物で夕食を取った。その後、皆が寝静まる頃に幾つかの確認を行っている。
他次元世界の移動についての実験。
結論から言えば、召喚は可能。召喚された存在が帰還するのも可能。ただし、自身から他の次元世界に移動するのは不可能だった。それも自身が知る世界全て不可能だろうという結論が出たのである。
(もしかして、完全に別の次元世界。別の宇宙観か)
帰れないかもしれない。だが、意外と彼はあまり深く考えていなかった。
(まぁ長い人生こういう時もあるだろう。まだ、手段はある)
完全に手が尽きたわけではない。
(この世界でやる事も山のように多そうだしな)
夕食のころ、自身によく話しかけてきた黒いうさ耳の少女の事を思い出す。
彼女の姿を思い浮かべながら、ウースは眠り(トランス)に落ちていくのだった。
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