暁 〜小説投稿サイト〜
ボカロ☆ロマンス
第11話 そして古き年は過ぎる
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
ーリン視点ー


20〇〇年12月31日、午後7時。伽耶ちゃんの部屋。
私達はここで年が明けるまで女子会をします。年またぎです。女子会と言っても多分、お菓子を食べながらとりとめのない話をするだけになりそうですが。それでもいいの??というかそれが楽しみでここに来たんだから??
…それにしてもミク姉遅いなぁ。確か洗い物をしてくるって言ってたような気がするけど。まぁ、さっき派手にパーティした分だけ大量に洗わなければならないものがあるんだろうけど。

伽耶「リンちゃん??布団敷いたからこっちおいで。」
リン「うわぁー??敷布団だ??」
伽耶「もしかして敷布団で寝るの初めて?」
リン「うん!私達のマスターってハンモック派
だから。」
伽耶《ハンモック派なんて初めて聞いたよ…》

私がひまを持て余していた間に伽耶ちゃんが敷布団を敷いてくれました。私達の家はハンモック派なので、敷布団で寝るのは初めて??ただ寝るだけなのにワクワクしちゃう…初めてのお泊まりってみんなこんな感じですよね?
私は敷布団に思いっきりダイブした。うわぁお??フッカフカ??

伽耶「ちょっとリンちゃん??
埃が舞っちゃうからやめてよ??」
リン「ごめんごめん。」

そう言って伽耶ちゃんは少し咳き込む。そーいえば伽耶ちゃんは喘息持ちなんだっけ?次からは気をつけよう…
それにしても今日の私のテンションはヤバイな。笑
そうやって私と伽耶ちゃんではしゃいでいると、不意に部屋の扉が開いた。

ミク「入ってもいいですか?」
リン「あ、ミク姉やっと来たぁ??
もう…遅いよぉ〜??」
ミク「ごめんごめん。洗い物が長引いちゃって。」

扉を開けたのは、私達が待ちに待っていたミク姉だった。
《ミク姉とは呼ぶけど、稼働時間で言えば私の方が実は先輩だったりする》
ミク姉は遅くなったことを「ペロッ」って舌を出して笑いながら謝ってくる。その姿…やっぱり可愛い。ちょっとずるいような気もする。まぁ私達の可愛さだって負けてはいないけど。

伽耶「遅かったね。お兄ちゃんは手伝って
くれなかったの?」
ミク「マスターですか?それが、お腹を壊して
しまったようで…トイレに籠ってます。」
伽耶《そーいえば私とミクちゃんの分の
ポテトサラダも全部食わせたんだよな…》
伽耶「それが原因か…」
ミク・リン「?」
伽耶「いや、なんでもない。それより、早く
初めましょう。」
ミク「何をですか?」
伽耶「ミクちゃんについてのビデオ鑑賞会」
ミク「??」
リン「待ってましたぁ〜??」

伽耶ちゃんは懐からスマホを取り出
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ