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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL6 八神堂へ………
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のか顔を赤くしながら俺もスマホを奪おうとする。
「やだ。折角綺麗に可愛く撮れたんだ。みんなにも見せてあげたいし」
「見せなくていいです!!」
顔を真っ赤にしたシュテルも中々見ないので、写真を撮りたいと思ったが、今取ったら猫を使ってでも力ずくで奪いに来るだろう。
「レイ!!」
「さあシュテル、案内よろしくな!!」
俺はスマホを無理矢理取ろうとするシュテルの手を取り、無理矢理引っ張っていった………
「………」
「………」
沈黙が怖い………。
俺の前を振り返らずに歩くシュテル。公園を出てからスマホを奪おうとはせず、手を離し、前を歩く。怒ってるのかも分からないが、話し掛けるなと背中が語っている様に感じた。
(この辺りはさっき通ったよな………)
シュテルは先程通った駅周辺の道を歩く。
結構街を回ったつもりだったが、図書館、もしくは本屋が駅周辺にあるのだろうか?
そう思ってるとシュテルは道の外れに入っていった。
狭くは無いが路地裏を歩く。
「にゃぁ〜」
猫に声を掛けられながらも相変わらず無言で前を歩くシュテル。
………これはシュテルの何かの意趣返しなのではないか?
なんて思ってるとシュテルの足がピタリと止まる。
「着きましたよ」
路地裏を出て、直ぐ右に。
正面に大通りが見えるビルの間にその店はあった。
「八神堂………?」
普通の本屋とは違い、古風的な雰囲気のある店であり、一目でここが古書店だと分かった。
「なるほどな………」
正直普通の本屋を案内していると思っていたので、これは予想外だった。本を読むのは嫌いではないが、古書となると自分の興味に惹かれる物があるがどうか微妙な所だ。
(もしかしてこれがシュテルの意趣返しか………?)
流石に案内されてこのまま別の場所へとはいかないし、仕方がないので入ってみる事にした。
「いらっしゃい〜あれ?シュテルどうしたん?」
そう言いながら中から1人の少女が出てきた。栗色の髪で、年はシュテルより少し年下か。八神堂と名の入ったエプロンと三角巾を頭に付けており、掃除をしてたのか羽ほうきを持っていた。
「こんにちははやて。今日は店番ですか?」
「せや。ちょっと休憩も兼ねてとアインスに言われたんや。上はともかく下は大賑わいやからね。ところで………」
そう言いながら俺を品定めするようにジロジロと見てくる。
「こっちのお兄さんはシュテルの彼氏さん?」
「なっ、違います!!」
驚いた様子と共にシュテルが即否定する。
「俺はつい最近グランツ研究所に居候させてもらってる有栖零治って言うもの
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