ターン41 鉄砲水と流離の浮雲
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タスもアシッド・クラウドと同じく、召喚時に自身にカウンターを乗せる能力を持つ。今は雲魔物が2体いるため、乗るカウンター数も2つになるがな」
緑色で薄気味悪いアシッド・クラウドとは違い、なんだかモコモコした白い雲の体にぱっちりした目を持つ、新たなる雲魔物が召喚された。
雲魔物−キロスタス 攻900 (0)→(2)
「どちらから使ってもいいが……まずはアシッド・クラウドのモンスター効果を発動。このカードに乗ったフォッグカウンターを2つ取り除くことで、魔法または罠を1枚破壊することができる。こちらから見て右の伏せカードを破壊する!」
雲魔物−アシッド・クラウド (2)→(0)
アシッド・クラウドが両腕を振り上げると、僕の伏せカードだけをめがけて局地的に雨が降る。アシッドの名のごとく降りしきる酸性雨が、僕の本命の伏せカード……ポセイドン・ウェーブをグズグズに溶かしてしまった。できればブラフを狙ってほしかったけど、それを顔に出すわけにはいかない。
「次はキロスタスの効果発動、このカードはアシッド・クラウドと対になる効果を持ち、自身のフォッグカウンター2つをコストにモンスター1体を破壊する。攻撃力のあるハンマー・シャークも厄介だが……それ以上に、グレイドルの恐ろしさについては僕も聞いている。グレイドル・コブラを破壊しよう」
雲魔物−キロスタス (2)→(0)
キロスタスが謎の踊りを踊ると、その周りにもっと小さなキロスタスが2体現れる。そのチビキロスタスがコブラに体当たりを仕掛け、ぶつかった瞬間にいきなり爆発した。そしてコブラは戦闘またはトラップの効果破壊に対応して寄生を行えるモンスター、モンスター効果には手も足も出ない。
「バトルだ。キロスタスでサイレント・アングラーを攻撃!」
キロスタスの攻撃力はわずか900……だが、アングラーの攻撃力はそれよりも低い800しかない。こんな時のためのポセイドン・ウェーブもピンポイントで撃ちぬかれてしまっては、その攻撃を止める手段はない。
雲魔物−キロスタス 攻900→サイレント・アングラー 攻800(破壊)
清明 LP4000→3900
「まだまだ、この程度!」
「カードをセット。僕はこれで、このターンを終えよう」
清明 LP3900 手札:1
モンスター:ハンマー・シャーク(攻・1)
魔法・罠:1(伏せ)
アモン LP4000 手札:2
モンスター:雲魔物−アシッド・クラウド(攻)
雲魔物−キロスタス(攻)
魔法・罠:雲魔物のスコール
スピリットバリア
1(伏せ)
「僕のターン、ドロー!」
とにかく、厄介なのは雲魔物のスコールとスピリットバリアだ。せめてそのどちらかさえ
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