2部分:第二章
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みがあることはわかってるね」
「まあね」
それを知らない、わからないワトソンではなかった。実際にどの王家でも王家というものは様々な歴史やしがらみがある。それはもうモザイクに絡み合いアラベスクの様になっている。しかもそれはみらびやかなもの以外にも裏があるものである。裏もまたモザイクになっているのだ。
「あの王家にしてもね」
「王太子の母親である現在の国家元首」
「女王だな」
その国の国家元首は女王なのである。その国は伝統的に女王が多い国なのだ。
「あの女王陛下は自分の子供達にとっては絶対者だ」
「四人いるが全員ね」
太子は一番上でそこから娘、次弟、末弟となっているのである。
「四人共ね」
「そしてだね」
ワトソンも次第にわかってきたのだった。ホームズの言わんとしていることだ。
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