【ソードアート・オンライン】編
126 力不足
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てくる2つ≠フ気配を感じた。
……明らかこの病室へと指向性を持って向かって来ている。
――「おや、先客が」
「っ! お父さん! ……と、須郷さん」
いきなり入ってきた壮年の男性に、明日奈はもう一人の──須郷≠ニ呼んだ男をできるだけ視界に入れないようにしながら°チく。
はじめに入ってきたのは結城 彰三。明日奈と乃愛の父親であり──レクト≠フCEOである。……それなので、彰三氏が実子である乃愛の病室に来るのはおかしい事ではないし──明日奈のお父さん発言≠焉Aおかしいところではない。
……ちなみに、俺が明日奈のお父さん発言≠ノ驚かなかった理由は、彰三氏とは何回か面識があり──彼の気≠覚えていたからだ。
閑話休題。
「なんだ、明日奈と真人君だったか。……そちらの娘も、乃愛の為にありがとう。乃愛も喜ぶだろうから、是非ともゆっくりとしていってくれ」
「い、いえっ! 乃愛さんのお見舞いは私が望んだことですから!」
「ご無沙汰しております、結城さん。……乃愛さんについては、俺が来たいから来ているだけのことですし」
「……そう言ってもらえると助かるよ──むっ」
彰三氏に、そんな申し訳なさそうな顔をしないで下さい≠ニ言外に告げ、彰三氏の顔色が幾分か良くなった時、彰三氏の胸元からバイブレーションの特有の振動音が聞こえた。
「……っと済まない。電話が来たから少々席を外すよ。須郷君も急な事になって悪かったね例の話≠ノついては後日また改めてという事にしよう」
「判りました、社長」
彰三氏は須郷≠ニ呼んだ、一緒に入ってきたもう一人の──眼鏡をかけた好青年に見える男≠ノ、そう断りを入れて乃愛の病室から退室していった。
……彰三氏は多数の子会社、部門をもつ巨大な会社であるレクト≠ニ云う大手電機機器メーカーのCEO──最高経営責任者を務めているので、その繁忙さたるや、それは嘸やのものだろう。
「「「「………」」」
……しかしそうなると、病室には俺と明日奈、稜ちゃん──そしてら須郷≠ニ呼ばれた青年が会する羽目になるわけで、四人して会話の糸口を探る事となった。…もちろん乃愛は頭数に入れていない。理由は押して知るべし。
「取り敢えず──久しぶりだね、明日奈ちゃん。……良ければそっちの二人≠紹介してもらえないかい?」
「……お久しぶりです、須郷さん。……男の子の方は升田 真人君【SAO】生還者=B女の子の方は蒼月 稜ちゃん。……私とお姉ちゃんの共通の友達≠諱v
(……ん? 今…)
会話の糸口を切り開い
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