暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
125 勧誘と紹介
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

SIDE 升田 真人

「メール? ……送信元はアンドリューか」

漸く父の拳≠フダメージが抜けてきて初めての休日。起き抜けに何と無くパソコンを立ち上げてみれば、部屋のパソコンにメールが届いていたに気付いた。……送信主はアンドリュー・ギルバート・ミルズ──アインクラッドを共に駆け抜けたエギルその人だった。

……ちなみに俺は電脳世界(あっち)≠ニ現実世界(こっち)≠別けて考えているので、出来る限りプレイヤーネームで呼ばない様にしている。……それはそれとて、オフ会などのゲーム世界ありき≠ネ状況ではプレイヤーネームで呼ぶし、間違えてプレイヤーネームを使いそうなったりするが…。

閑話休題(そんなことはどうでもよくて)

「なになに? [添付した片方の画像≠ノついて話したい事がある。【Dicey Cafe(ダイシーカフェ)】という俺の店に来てくれ。もう1つのファイル≠ノ店の場所を貼っておく]──ね。……こっちのファイルが店の場所か?」

アンドリューからの2つの画像ファイル≠ェ添付されているメッセージを見て、取り敢えずは[MAP]と短く名付けられている画像ファイルを開き、アンドリューが経営していると云う店の位置を、パッと見で確認する。

「で、こっちが話したい♂鞫怱氛氓チ!」

アンドリューの云う──話したいらしい画像≠開いた瞬間、動かしていたポインタの動きが一瞬だけ止まる。我が身の事ながら然も他人事の様に感じがしてアレだが──裏を返せばそれだの驚きだったのだろう。

そのファイルにはある画像が入っていた。……その画像を端的に説明すると、鳥籠の様な檻に閉じ込められている亜麻色の髪の少女の画像≠ニ云う画像なのだが、俺はその画像にいろいろな意味で′ゥ覚えがあった。

その画像自体≠ニ──画像に映っている少女≠ノ見覚えが有りすぎた。

……何しろ画像≠ヘ数日前に稜ちゃんから見せられて、未だ覚えに新しく──その少女≠ヘアインクラッドで夫婦≠ニなるまで関係を密とした少女と、その相貌が瓜二つだったのだから。

「……行くしかないか…」

(……それにしてもこれ≠ヘ何かの因果か…?)

ケータイに【Dicey Cafe(ダイシーカフェ)】の位置情報を打ち込みながら、数日前前──稜ちゃんと交際する事になった後の事に関して記憶を掘り返した。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「……はぁ〜っ、師匠に思いっきり殴られる覚悟をしようか」

「真人さん!」

(痛そうだなぁ…)

俺は父の拳≠食らうことが確定している状況なので、どうにも形容し難い気持ちで、稜ちゃんの「一位の女性(ひと)≠ノも会わないと…」──とな呟
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ