【ソードアート・オンライン】編
125 勧誘と紹介
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きをスルーしながらも稜ちゃんを宥める事に終始した。
………。
……。
…。
「あ、そうだ。私、真人さんの見ていた世界≠ェ知りたくて【アルヴヘイム・オンライン】ってゲームを始めたんだ! で、そのゲームは凄いんだよ、なんたって──翔べる≠だから!」
軈てそのテンションを落ち着けた稜ちゃんだったが、師匠曰くのお転婆稜≠ェ復活したのか──若しくは軽躁状態≠ノ陥っているのではなかろうかとすら心配してしまうほどにテンションをV字回復させる。
「……ほう? 翔べる≠ニな──って、もしかしてその【アルヴヘイム・オンライン】ってVRMMOか?」
「うんっ! あ、でもナーヴギアじゃなくてアミュスフィア≠チてハードだから大丈夫だよ。お父さんからも許可はもらってるし…」
翔べる>氛氓ニな、その語り振りからして気になった疑問を訊ねてみれば、俺の予想は正鵠を射ていた様で、稜はまだ言いたい事があるみたいにもじもじしている。……すると稜ちゃんはこんな提案≠してきた。
「あのね、これは我が儘なのは知ってる。……でも──真人さんが良かったらで良いから、真人さんと一緒に翔びたいな。……あ、もちろん真人さんの中でVRMMOに対しての気持ち≠整理してからでいいからね」
「いいぞ」
稜ちゃんからの頼みに即答する。もちろん、即答出来たのも理由はある。
……VRMMOに対しての気持ち≠ニは稜ちゃんは言ったが、そもそもな話、俺はVRMMO≠ニ云うゲームジャンルを憎んでいるわけでは無いし──そして、ただ単純に翔べる≠ニ云う謳い文句に興味を惹かれたと云う理由もあった。
「やった! あ、そういえば最近判ったことらしいんだけど、【アルヴヘイム・オンライン】──【ALO】中に【世界樹】って場所が在って、その頂上にはこんな可愛い娘が居るらしいよ」
「どれどれ──っ!!?」
稜ちゃんは側に置いてあった自分のケータイを操作すると、その画面を俺に──まるでこの印籠が目に入らぬか≠ニ云わんばかりに俺へと見せてくる──のはまぁ良かったが、ケータイの画面に映っているその人物≠認識した瞬間息を飲んでしまった。
……その人物≠ヘ俺がアインクラッドで前世まで愛≠竍今世からの愛≠契った人物──ユーノとあまりにも似すぎていたからだ。
「……これは…っ、ユーノっ!?」
ここは現実世界だが、あまりのことにプレイヤーネームの方を呼んでしまう。……もちろん、そんな俺の呟きは、近くに居た──「【ALO】はこの【世界樹】に登るのがグランドクエストなんだ」と穏やかに語ってい
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