第38話 フェイトとデートと追跡者
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おせちに使うような弁当箱で3段あった。
1段目がオニギリとお稲荷さん。
2段目が卵焼きとウインナー。
……………二種類なのは何も言わないほうがいいよな。
だけどほとんど卵焼きで埋まってるってなんか凄いな。
一体どのくらい卵を使ったんだか………
3段目は恐らく冷凍商品だろう。
J〇商品に似たグラタンなど、昔の俺も作るのが面倒なときよくお世話になった為見覚えがある。
今は星が色々と作るため、お世話になる機会が減ったが………
「えっと、どうぞ………」
「「いただきます〜!!」」
俺は箸を、エリオは箸使えないのでフォークを持ち、それぞれ食べ始める。
「ふふ、召し上がれ」
俺達の様子を見て、フェイトも嬉しそうだ。
先ずは俺もエリオもお稲荷さんを食べる。
ちゃんと染みてて美味しい。
フェイトも箸を持って食べ始めるが目線は卵焼きに。
ってなるほど…………
「さて………」
「!!」
やっぱり。
俺が卵焼きに手を付けようとしたとき、フェイトは俺の様子を見てる。
箸で挟んで口に運ぶ。形はちょっと崩れてるけど、いい感じに半熟で旨そうだ。
そして俺は卵焼きを口に運んだ。
「ど、どう………?」
「普通にうまいよフェイト。半熟でとろりとしていたし。けど、しいて言えばもう少し甘いほうがもっと美味しかったかな。まぁ俺は好きだけど」
「あ、ありがと………」
少し恥ずかしそうにお礼を言うフェイト。
いいね、なんかこういうの。
「本当だ、美味しい!!」
「だろ!!」
「ありがとう、二人共………」
その後も俺たちは楽しく食事をした。
けど、エリオの食べっぷりには驚いた。
もしかしてあの量だったのってエリオがかなり食うためか!?
「あれ?」
ふと、ライが歩くのを止めた。
我はまたアトラクションに心を奪われてのかと思い、星とアイコンタクトしてライを抑える準備をしたが、
「クロノが女の人と囲まれているよ」
「「クロノ?」」
「フェイトのお兄さん」
そういえば、レイから聞いたことがあるような………
パシャ!!
「ライ?何故、写真なんか撮っているのですか?」
「ちょっとエイミィさんに教えようかなって」
「エイミィさんって?」
「フェイトのお姉さんって所の人かな。この前仲良くなったの」
そう言いながらライは携帯を操作して、メールを打っていた。
「これでOK。じゃあ、再開しよう」
我たちは再びレイ達探しを再開した…………
「そろそろパレードだな………」
空も暗くなり、遊園地の目玉パレードの時間となった。
あの後色々回ったが、
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