第38話 フェイトとデートと追跡者
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ってくれよ。エリオ、わざわざフェイトがお弁当作ってくれたって。それを食べるぞ」
「うん、ありがとうございます、フェイトさん!!」
「でも、お弁当作るの初めてで、美味しくないかも………」
「問題無いよな?」
「うん、だから早く食べよう!フェイトさん」
「ありがとう2人共」
俺たちは弁当が食べられそうな場所へ移動したのだった…………
「全く、ライの所為で完璧に見失ってしまったではありませんか………」
「ごめんね…………ゴットスライダーを見たら無意識に乗らなくちゃいけない気になっちゃったから………」
「それで許されると思ってるのか?取り敢えずここの昼食代はライ持ちだな」
「えっ!?合計3000円以上するんだよ夜美!!星も何か言ってよ!!」
「すみません、このスフレチーズケーキ追加で」
「星!!!」
ライの絶叫も2人には届かなかった。
なんだかんだ言って遊園地を満喫している3人だった……………
「くっ!!ここは何処なんだ………」
クロノは現在迷子中…………
解放されて焦って探し始めた為、今自分がどこにいるのかも分からない。
仕方なくクロノは近くにいるお客さんに声をかける事にした。
「すみません」
「はい?」
クロノが声をかけたのは近くにいる女子大生3人。
「ここ、どこか分かりますか?」
「えっとここって、この場所?」
「はい、初めてなもので迷ってしまって…………」
と言った所で女子大生の3人は後ろを向いて相談し始めた。
「ねぇどうする?新手のナンパかな?」
「でもかっこよくない?」
「うん、私すっごくタイプ!」
「だったらこのまま昼食に誘って一緒に遊びましょうか?」
「「異議なし!!」」
3人は再びクロノに振り向く。
「あの、私たちが案内しましょうか?」
「えっ!?ですがいいんですか?」
「はい!!私達も女3人で男の人と遊びたいなぁなんて思ってたんです」
「あっ、いや僕は………」
だが3人の内2人に腕を絡められ、身動きを封じられた。
「先ずは一緒に食事でもしましょう」
「いや、僕は妹の………」
だが、クロノの思いも虚しく、そのまま流されてしまうのだった…………
「ここにしようぜ」
俺が選んだのはちょうどいい感じにあった芝生だ。
アトラクションの外れた場所にあり、結構静かだ。
「いいのかな?」
「怒られたら違う場所に行けばいいだろ」
俺の答えに渋々納得したフェイトは持ってきたバックからシートを取り出し敷いた。
「はい、どうぞ」
「「おおっー!」」
弁当は
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