第38話 フェイトとデートと追跡者
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「じゃあ、僕からやるね!」
気合を入れて銃を構えるエリオ。
的は出たり入ったりするよく見る奴だ。
小さい的になっていくほど高得点みたいだ。
「てい!!」
エリオは小さい奴から狙っているが、的にうまく当たらず外れている。
そして小さい的は動きが早く、直ぐに潜ってしまいなかなか当てられなかった。
その結果…………
「残念!!4500点だ!!」
おっさんの声が響く。
結局エリオはその後も小さいのを狙っていたが、なかなか当てられずにいた。
「うぅ…………」
エリオも悔しそうだ。
商品のエアガンを見ている。
「大丈夫だって、俺が取ってやるから」
「レイ兄………」
「おっさん、やるぜ」
「零治、頑張って30000点ね!!」
「いや、俺はエリオのエアガンを………」
「30000点ね!!!」
「……………ああ、頑張る」
何をそんなにマジになってんだフェイト………
「まあいいか」
俺は銃を手に取った。
「ねぇ、零治はこれやったことあるの?」
「残念ながらやったことないな」
いつもライに付き合って終わりだからな………
「銃とかは?」
「ここは日本なんだけど………」
銃刀法違反で捕まるわ。
まあみじかにぶっぱなしてた人はいたけどな。
「レイ兄始まりますよ」
おっと、それじゃあ、いきますか!!
大きい合図と共に弾が飛ぶ。
撃った弾は小さな的の中心に吸い込まれていくように飛んでいく。
弾は見事に中心を打ち抜いた。
「凄い!!レイ兄!!」
「零治凄い!!」
「………だろ〜!!」
言えない………合図にビックリして引き金を引いたなんて言えない………
そんなことを感じながら俺は違う的を狙う。
「ちぃ!!」
片手で引き金を引く俺。
気分は白い悪魔。
「なんとぉー!!」
お次は海賊やってたパン屋さん。
「狙い撃つぜ!!」
銃といったらやっぱりこの人。
うわぁ、意外と楽しいかも。
「レイ兄ノリノリだね」
「けど的に当たってるからいいと思うよ」
そんな感じで俺はノリノリで銃を撃っていたのだった。
で、結果は……………
「28500点!!残念だったな、もう少しで30000点だったんだがな」
確かに惜しかった。
残り時間に焦ってリロードしそこねたのが失敗だったな…………
「じゃあ、商品のペアチケットを……………」
「あ…………悪いんだけど、エアガンにしてもらっていいか?」
「ん?構わないけどいいのか?」
「ああ、俺の目的はエアガンだったからな」
そう言って俺はおっ
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