第38話 フェイトとデートと追跡者
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「はい」
フェイトから渡されたのはハイランドパーク1日フリーパスだった。
「これは?」
「母さんが新聞屋さんから貰ったの。だから………」
「なるほど、だったら早く行くかエリオ」
「は、はい」
「あっ、待ってよ!!」
3人は遊園地へと入っていった…………
「ハイランドパーク………」
「ライ、遊びに来たのではないのですよ」
「うん、でも一回くらい………」
「星、ライのチケットは買う必要は無いぞ」
「分かった!ごめんってば!だから置いていかないで!!」
マジで置いていきそうな2人に慌てるライ。
3人は一番安いチケットを買って中に入って行った………
「一番安いチケットで1500円もするのか。………仕方がない」
入り口で文句を言う怪しい男、クロノ・ハラオウンは愚痴っていた。
「お客様、持ち物を調べさせていただいてもよろしいですか?ただいま、前の観覧車爆発事件を教訓にテロ対策としまして、持ち物検査を徹底しております」
「そうか、なら仕方がないな………」
クロノは係員の誘導で別室に連れていかれたのだった…………
「さて、まずはどれに乗りたい?」
俺は入って直ぐにエリオに聞いてみた。
「え、えっと………」
慌ててパンフレットを開けるエリオ。
「私、この3Dスクリーンが見てみたい」
「何でフェイトが答えるんだよ………」
俺はエリオに聞いたのに………
「僕もフェイトさんと同じで良いです」
「ほら、エリオが気を使ったじゃないか〜」
「えっ!?ごめんねエリオ………」
「フ、フェイトさん、僕は大丈夫ですから泣かないでください!!」
泣き真似をするフェイトに慌てるエリオ。
いやぁ、純粋な子はいじりやすい。
「冗談はそこまでにして、さっさと行こうぜ」
「うん、エリオも」
「あれっ?フェイトさん?」
エリオの疑問には答えず、二人はエリオを引っ張って行った。
「よし、動いたぞ!」
「ライ、行きますよ!!」
「ゴットスライダー……………」
「ちょっとライ!?」
引っ張って連れていこうとした星が逆に引っ張られる。
「ゴットスライダー………」
「力が強い!?夜美手伝って下さい!!」
「ライ、いい加減にしないか!!レイ達を見失ってしまうぞ!!」
「ゴットスライダー………」
暫くの間、ライが我に返るまで一生懸命抑えていた2人だった………
「凄かったね………」
「はい、映像が出てきてビックリしました」
「楽しんで貰えて何よりだ。それで次はどこに行く?」
「あの………僕
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