第38話 フェイトとデートと追跡者
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夏に近いのにもかかわらず、ロングコートと帽子とマスクを着けている男性も駅に入っていった………
現在、電車の中。俺、エリオ、フェイトという順番で座っていた。
ぎこちないエリオに俺は手っ取り早く仲良くなるべく、ゲームを与えてみた。
やっぱりゲームの力は偉大だ!!まだぎこちないが、エリオと少しづつ話せるようになった。
「へぇ、ランスか。意外な武器選ぶな」
「えっ!?駄目ですか………?」
「いや、ダメじゃないさ。自分で使いやすいと思えれば良いんじゃないか」
「よかった。仲良く出来てるね」
「おう!俺とエリオはもう家族みたいなもんさ」
「家族……………」
「おう!!俺も弟を持てて嬉しいしな。今度家に来いよ。家にいるライって奴と夜美って奴もモンバスやってるんだ。一緒にやろうぜ」
「は、はい!」
「でも本当に良かった。これなら遊園地も仲良く出来るね」
「そうだな。それで最初に何から乗るか決めてるか?」
「ううん、私遊園地って余り行かないから…………」
「はぁ!?エリオはともかく、フェイト本当に中学生か!?」
「何回かはあるもん!!…………………みんなで一回」
俺は頭を抱えた。
こいつら本当に中学生かよ………
今から仕事中毒とかどうしようもないな。
「フェイト、今からそんなだと絶対結婚できないぞ」
「だ、大丈夫だよ!!多分………」
「駄目だな。エリオ、フェイトが売れ残ったらエリオがもらってやれよ」
「僕がですか!?」
「おう、美人だし自慢になるぞ〜!!」
「び、美人だなんて………」
「でも、僕なんか………」
「私はエリオならいいかな」
「というか子供に貰ってもらう気になってるフェイトの将来が俺は心配だ」
「はうっ!?」
「エリオ、さっきから何のゲームしてるの?」
「モンスターバスター2だよ。零治お兄ちゃん、これって面白いね」
お兄ちゃん!!
やばい、加奈やウェンディとは全く感動が違う。
やっぱり心が清らかだからかな……………
「モンスターバスター?」
「………お前、マジで言ってる?」
どんだけCMで流れてると思ってるんだよ………
「僕、昨日テレビで見たよ」
「えっ!?エリオ、知ってたの!?」
「うん、見てやってみたいと思ったんだ。そうしたら零治お兄ちゃんが………」
「長かったらレイ兄とかでいいぞ。フェリアの妹からはそう呼ばれてるんだ」
ウェンディだけだけど………
「分かったよ、えっと………レイ兄」
うん、子供ってやっぱ素直で良い。
「何か私より仲が良いかも………」
少しむっとす
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