第38話 フェイトとデートと追跡者
[2/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
地にフェイト行くじゃない?それにね男の子を連れて行くんだって」
「男〜!?フェイトにそんな奴がいるのか!?まさか、あの変態じゃあ………」
「ああ、神崎君ではないらしいわよ」
「へぇ〜やっとフェイトにも春が来たのか」
「そうね。私も嬉しいわ」
と二人で話していると………
「何だと!?」
とちょうど帰ってきたお兄ちゃんこと、クロノが驚いた顔をしてリビングのドアの前に立ち尽くしていた。
「相手は誰なんだ!?」
リンディの前に来て焦りながら聞くクロノ。
「ちょっと焦らないでよ。前にフェイトが話してくれた零治君よ」
「有栖零治…………」
クロノは最近貰ったメールの内容を思い出していた。
『今日ね、零治が、またなのはに余計なこと言っておはなしされていたの。なのはね容赦ないんだよ。』
『零治ってね、家族思いでね、今日も買い物頼まれたって学校終わったら直ぐに隣町のスーパーまで買いに行ってるんだよ。』
『この前ね…………』
「あいつがフェイトの…………」
「ちょっと、クロノ?」
「お前、恐いぞ」
「こうしては居られないな」
クロノは2人をスルーしてさっさと自分の部屋に戻ったのだった………
「ふぅ…………」
現在7時30分。
駅で待ち合わせをしているのだが、集合時間は8時なので男の面子はたったかな。
「お待たせ」
フェイトは少し大きめなバックを抱え、右手に男の子と手を繋いできた。
「その子がエリオ君?」
「うん、ほらエリオ」
手を繋いでいた男の子がおずおずと俺の前にやって来た。
「え、エリオ・モンディアルです………」
フェイトの後ろに隠れながら自己紹介する。
やっぱり怖いのかな………
「俺は有栖零治だ。今日1日楽しもうな」
「それじゃあ、行こう」
簡単な挨拶を済ませ、俺達は電車に乗るのだった。
実はフェイトのお願いはエリオの面倒を一緒に手伝って欲しいとのことだった。
エリオは人造魔導師だとは俺のうろ覚えの知識が覚えている。あとそのせいで人間不信なのも。今のエリオは特に男性に対してまだ抵抗があるらしい。
フェイトの考えは遊園地で遊びながら少しでも人に慣れて欲しいというのがフェイトの考えだ。
それで俺を誘ったのだった。
「でも、俺も男だぜ?大丈夫かよ………」
「大丈夫だと思うよ。零治は優しいから」
信頼されているのは嬉しいけど、不安があるっちゃあるんだけどな………
「行くぞ」
「「うん(はい)!!」」
サングラスと帽子を被った3人の女の子達が駅に入っていった。
「あれが零治か………」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ