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ロックマンゼロ〜救世主達〜
第44話 エリアXー2
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ン、お前は今、どこにいる?」

『私?ネオ・アルカディア本部のコンピュータルームでエックスと一緒にいるよ。偶然ここに来ていたエックスと会ってね。私はこれから追手が来ないようにエックスと一緒に隔壁の操作をするから』

「了解、ならばサポートは任せた。コピーエックスは俺が倒す」

『お願いね』

ルインから送られてきた玉座の間までの最短ルートを駆け抜けていくゼロ。

エックスの指示を受けながらルインは端末を操作し、本部の所々にある隔壁を降ろしていく。

「よし、これでもう大丈夫だよ。ルイン、お疲れ様」

「うん、エックスの指示が良かったからすぐに終わったよ。今からコピーエックスの所に…」

「…ルイン!!」

「え!?」

咄嗟にエックスがルインの体を引き寄せ、後ろにジャンプすると、こちらに向かって放たれた巨大な光弾二発をかわした。

「この攻撃は…」

「ま、まさか……」

二人が冷や汗を流しながら光弾が放たれた方向を向くと、そこには巨大なエナジーソードを構えたオメガがいた。

「これは…少し予想外だったなあ…。」

苦笑を浮かべながらZXバスターを構えるルイン。

計り知れない力を持つオメガに接近戦を挑むのは自殺行為だと思ったからだ。

オメガが再び光弾を放ち、ルインはそれをダッシュでかわし、オメガの胴体にチャージショットを放った。

一方その頃、ゼロはまるで一年前の再現のようにコピーエックスと対峙していた。

「来たネ…ゼロ。ルインがこコにいないのは残念だケど、君は自分が何をシていルか分かってイるのかい?テロリストの味方だよ…?伝説の英雄が悪の軍団の手助けをしていルんだヨ?」

「俺達が悪の軍団で…お前達は正義の味方…ということか……。」

一年前と全く変わらない…いや、それどころか悪化しているようなコピーエックスの態度に対しての冷ややかなゼロの言葉にコピーエックスは得意気な笑みを浮かべた。

「その通り、僕達は人間達の圧倒的な支持を受けている……。テロリストを倒すことは、彼ら人間…みんなの夢なんだよ」

「飼い慣らされた人間達が望む正義に……一体何の価値があるって言うんだ。」

シエルの姿を見守ってきたからこそ、偽りの平和を享受し続ける人間が望む正義に価値があるとは到底思えないゼロ。

「価値なんてどうでもイいんダよ…ネオ…アルカディアのやっテいることは正しい…。その正義の証明になればそれでいイのさ!!」

コピーエックスが両腕を交差させ、一気に広げると凄まじいエネルギーが解放された。

白を基調とした天使を思わせるコピーエックスの強化アーマー、アルテミットアーマーを装着して腕をXバスターへと変形させる。

「また天使気取りの強化アーマーか」

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