第35話 海竜の王、姿を現す
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げたまま、まるで金縛りにあったかのように微動だにしない法玄の姿が映った。ユーノはそんな法玄に疑問を感じていると…
「何をしてるの法玄?」
「っ!?」
「え?」
「て、てめぇは!?」
法玄の後ろにいたのは黒いセミロングの少女だった。見た目はユーノより少し年上なのか落ち着いた様子だった。
「リオン!!何でテメェがここに!?」
「それはこっちのセリフよ法玄。これは私に任されていた任務のはずよ。それなのにどうしてアンタが海鳴にいるの?」
「やかましいっ!それこそテメェの知ったことか!!」
「へぇ……?」
「っ!?」
法玄の言葉が引き金になったのかリオンと呼ばれた少女の雰囲気は一気に変わり、その目は氷の様な一気に冷めた……いや、氷の様な冷酷な目に変わった
「……アンタは私の部隊とは別になるから限界まで抑えてたけど……たかが“飼い犬”の分際で、随分態度が大きいわね法玄?」
「うっ!」
「……部下を連れてさっさと尻尾を巻いて無様に逃げなさい。法玄?」
「ぐぐぐ………!」
「耳が耄碌したみたいね?ならもう一度言うわ法玄……部下を連れてさっさと尻尾を巻いて失せなさい!」
「ぐぐぐぐ………くそっ!……ヤロー共、撤収だ!」
ギギギと強く歯軋りしながら法玄は意識を取り戻した部下達に撤収命令を下し、夜のに消えていった。
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